リゾートを満喫しつつ拠点建設計画、そして樽金をビジネスパートナーとして育てるよ
樽金の村に馴染み始めました。南国リゾートを満喫しながら拠点を作り、着々と計画を進めます。
翼「樽金、うちらキャンプで寝るから、泊まりに来ないよ。」
樽金「キャンプ?何だ、それ?」
桜「簡易宿泊所かな。水場の近くに設営するのがポイント。」
樽金「水場か。ならちょっと歩くとあるぞ。お湯の泉が。」
紬「え?それってまさか...温泉?」
樽金「うちの嫁たちが見つけたんだ。だからうちのもんだな。好きに使っていいぞ。」
桜「やったー!ありがとう、樽金!」
翼「とろで樽金って、何の仕事をしてるの?」
樽金「交易だ。船を操って島を回り、王都でものを売ったり買ったり。」
桜「この国のお金って、金貨?それとも銀貨?」
樽金「銀貨だな。金なんて王家にしかないだろ。」
桜「金を持って行けば銀貨と交換してもらえる?」
樽金「王都の両替商に行けばな。」
桜「じゃあさ、王都に行ったとき、これ銀貨に両替してきて。手間賃として1割あげるから。」
樽金「うわ、こんなにたくさんの金貨なんて見たことがねえ。」
桜「金貨10枚だ。1割あげるから、1枚は樽金のものだ。どうだ、悪い話じゃないだろ?」
樽金「悪いどころか、うれしいというか、おまえらに悪いな。」
桜「いいんだよ、見ず知らずのうちらに親切にしてくれたんだ。これからもいろいろ頼むよ。」
樽金「おう。」
桜「樽金が交易から帰ってきて銀貨が手に入ったら、大工を雇ってこのあたりに拠点を建ててもらおう。」
翼「プライベートビーチに良くある、ビーチに続く板張りの道も付けよう。」
紬「うちら、なんか昔のフランス映画の人みたい。」
翼「あれ?桜が消えた。」
紬「あ、服を脱ぎ散らかしてる。」
翼「パンツまで脱いでどこへ行った?」
紬「あっちだ、ズル、露天風呂を独り占めしてる。」
翼「うちらも入ろう!」
翼「ぷふぁあ~!たまらん!」
紬「異世界の山麓の町以来だ!」
桜「ビーチと温泉、もうさ、ここに観光施設を建てたら儲かるんじゃ?」
翼「JALが飛んでないから無理。」
紬「銀貨を手に入れたら船も欲しいな。」
翼「操船できないだろ。」
紬「そうだった...ならば船頭を雇う。」
桜「金貨9000枚も持ってると富豪気分になるね。」
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女神「あいつら...やりたい放題だな。」
翡翠「女神様、どんな試練なんですか、これ?これじゃただのご褒美。」
女神「琉球を栄えさせて日本に飲み込まれなくする。」
青水「おっきく出たな。」
女神「だってずっとひどい目に遭ってるだろ。」
青水「まあ...そうだな。そういえば翡翠も義経を連れて琉球に行かなかったっけ?」
翡翠「はい、あれは12世紀ですからずいぶん前ですね。まだ琉球王朝も安定してなくて。」
青水「それで義経を琉球の王に迎え入れたんだ。」
翡翠「そうなんです。あの時間線で義経様は南国の王になったのです。」
女神「おまえもけっこう無茶な介入をしたな。」
翡翠「だって、義経様が大陸へ渡ってチンギスハンになったなんてデマが囁かれてましたから、それよりは数倍マシかと。」
青水「だな。読者のカタルシスはそっちのほうが大きい。」
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樽金「おーい、いるか?換金してきたぞ。金貨1枚が2両の銀に化けた。1割引いて18両だ。かなりの大金だぞ。」
桜「どのくらいの大金かよくわからないが、この金でこのあたりに家を建てられそうか?」
樽金「ああ、すごい豪邸が建つ...が、あまり羽振りを良くしすぎると役人に目を付けられる。」
翼「豪邸なんて望んでないよ。安全確保だ。」
紬「女3人だからね。守りは大事。」
樽金「なら石垣が必要だな。この村に大工はいないから、王都から出張してもらうしかない。経費はかかるが、これだけ持ってれば賄える。」
桜「そうか。ところで、うちらはこの村も、この国も栄えさせたいんだ。それには金が必要なので、次の交易のとき、また両替してくれ。手間賃はまた1割だ。子どもが生まれるんだろう?家を改装したり、いろいろ役立ててくれ。次の両替は金貨20枚だ。」
樽金「すごいな、おまえら。次の両替で俺はさらに4両ももらえるのか。家を改装して嫁に着物も買ってやれる。」
翼「それ大事だよ。嫁さんを大切にしない男の末路はたいてい惨めだ。」
樽金「わかった。肝に銘じておく。」
家が建つまで3人はビーチで遊んだり、魚を釣って南国リゾートを満喫した。森の中でさまざまな果物も見つかった。
樽金「ふむ、家もだんだん形になってきたな。こないだの金貨20枚、両替してきたぞ。ほれ、36両だ。」
桜「ありがとう。ねえ、樽金の船ってどんなの?見せてよ。」
樽金「いいぜ。こっちだ。」
桜「え?これなの?」
翼「ちっちゃ...」
樽金「小さくても俺の大事な相棒のマーラン舟だ。これに乗れば王都まで3時間で着くぜ。朝早く出て、王都で交易して、暗くなる前に帰れる。」
紬「でもこのサイズだとあまり交易品を積み込めないんじゃ?」
樽金「そこが悩みどころよ。それで儲けを逃すこともある。」
桜「船を買ってやるよ。」
樽金「え?」
桜「大きな船を新造しな。王都で注文するから金貨を渡せばいいよな。ほれ、この金貨30枚で立派な船を作れ。商売を大きくして村の男たちを雇ってやれ。」
樽金「こ、こんなにもらっていいのか?」
桜「船だけじゃなくて商売の元手だ。いいか、役人に目を付けられないように、外装は簡素に、中身は強靱にだ。」
樽金「わかった。日本まで乗っていけるようなでっかい船を作る。それで村をおっきくする。」
桜「応援してるぞ、樽金。」
翼「そうだ、樽金。王都までは歩いても行けるんだろ?」
樽金「ああ、だいたい6時間だな。」
翼「今度行ってみようと思ってるんだ。そこで頼みがある。この格好で王都を歩くのはさすがに目立ちすぎだ。この国の着物を買ってきてくれ。うちらサイズはほとんど同じだから、色違いを3枚頼む。」
樽金「わかった。嫁のお土産を買うついでに買ってくるよ。おまえらにぴったりのかわいいやつをな。」
翼「若いのに女心の掴み方を心得てるじゃないか。浮気すんなよ。」
樽金「はっはっは、俺は嫁たち一筋だ。」
翼「そのたちっていうのがねえ...まあいいか。」
膨大な異世界金貨を持ち込んだので、樽金に新造船を買ってあげて、村の経済を大発展させます。経済を強化することが国の強化につながります。女神様の思惑をJKたちも感じ取ったのでしょうか。




