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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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133/165

念願の不動産購入、東京では絶対無理な5LDK、だけどサツマ・クランが...

女神様の出した条件のひとつ、お家が買えました。だけど...

桜「王宮が動き始めたみたいだから、私たちは家を買いに行こうか。」


翼「そうだね。女神様の出した条件のひとつ、さっさとクリアしよう。」


紬「170万ゴールド以上ある。豪邸が買えちゃう。」



 3人は不動産屋を数件回って、コンカフェから遠くない便利な場所に80万ゴールドで瀟洒な住居を購入した。



挿絵(By みてみん)



翼「やったー!新居だ!」


桜「異世界だけど我が家をゲットするとテンションが上がるね。」


紬「5LDKだよ。東京に戻ったら一生買えないよ。」


翼「実家より大きい。」


桜「そりゃそうだよ。東京が特殊なんだよ。」


翼「キッチンのコンロ、青い炎が出るけどガスなのかなあ?」


紬「異世界だから何か魔法的なやつじゃない?」


桜「ライトは黄色っぽい。」


翼「そういえばコンカフェの照明、いろんな色が使われていたよ。」


紬「いろいろ仕組みがわからない。」


桜「お風呂が大きい。シャワーもお湯が出る。」


翼「見た目は中世っぽいけど現実の19世紀よりずっと快適ね。」


桜「今度フィナちゃんや中岡さんたちを呼んでお披露目パーティをしよう!」


紬「賛成!」


翼「あと女神様案件で残るはドラゴン討伐だけか。」


桜「ドラゴンと言えば強力なブレス。何か対策はあるのかな?」


紬「ドラクエでさんざんひどい目に遭ったもんね、ドラゴンブレス。」


翼「範囲ブレスシールドがあるかもしれない。」


桜「中岡さんたちLV50だって言ってたよね。今度訊いてみよう。」


翼「うちら、レベル上げしないとドラゴンに挑めないんじゃない?」


紬「王都じゃ簡単に上がらなそう。」


桜「でもサツマ・クランの動きが怪しい今、王都を離れるのもね。」


翼「そういえばギルドに押しかけたサツマ・クラン、どうなったんだろう?」


紬「ギルドへ行ってみよう。」



受付嬢「いらっしゃいませ。」


桜「こないだ大勢のサツマ・クランが嘆願書を持ってここに来たでしょ。」


受付嬢「はい、大変な目に遭いました。上司を出せとすごまれて。」


翼「どうしたの?」


受付嬢「嘆願書はとりあえず預かりますと言ったら....」


翼「暴れ出した?」


受付嬢「はい、今すぐ返答しろとすごまれて、カウンターの奥に入り込まれそうになって衛兵が出てきて....」


紬「うわ、最低!」


受付嬢「衛兵ともみ合いになって怪我人が出て...」


桜「受付嬢さん、怖かったね...」


受付嬢「はい、かなりパニクりました。でも王宮防衛隊が駆けつけてくれたんです。」


翼「よかった、間に合った。」


受付嬢「通告してくださったんですね。ありがとうございました。」


紬「で、どうなったの?」


受付嬢「戦闘行為をした10人は現行犯逮捕され、それ以外は防衛隊が到着した瞬間に逃亡しました。」


桜「この先どうなるか不安だけど、ギルドも防衛体制を整えておいてくださいね。」


受付嬢「上層部が手配しているようです。」



桜「王都防衛隊で詳細を聞きに行こう。」


翼「あそこ、内部にサツマ・クランを抱え込んでるから厄介なことになってるかも。」



桜「こんにちは。こないだサツマ・クランを通報した者です。」


隊員「ああ、君たちか。おかげで惨事を未然に防げた。


翼「間に合って良かったです。」


隊員「逮捕した10人は監禁して尋問している。」


桜「逃げたやつらは?」


隊員「拠点に見張りを付けている。」


紬「防衛隊内部にいる元サツマ・クランは?」


隊員「それなんだが、上層部が粛正のための対策を考えた。あえてやつらに尋問させ、それを隠れて監視した。」


桜「おお、それはすばらしい。」


隊員「この作戦で怪しい挙動を見せた8人を拘束した。そして...粛正の動きを察知した4人が脱走した。」


翼「王宮も事態を掴んでいると思います。」


隊員「ああ、近々命令が下るだろう。」



 そんな話をしていると、防衛隊に緊急の知らせが入った。サツマ・クランを監視していた見張りが突破され、クランが町の外へ全員逃亡したというのだ。騒然となった王宮防衛隊を辞して、3人はコンカフェを目指した。



桜「逃亡したって、どこへ行ったんだろう?」


翼「山の中でおとなしく自活...はなさそう。」


紬「別の町に行ったに決まってるよ。他の町は王都防衛隊の警備が手薄だもの。」



エラ「あら、いらっしゃい。メロが言ってたわ。あなたたち、お家を買ったんですって?おめでとう。」


桜「ありがとうございます。」


翼「ちょっと相談がありまして。」


エラ「あら、じゃあ中へどうぞ。」



エラ「何かしら、相談って?」


桜「サツマ・クランが大規模摘発を察知して王都から脱出しました。」


エラ「あら、それは良かったわ。あの人たちのおかげで町の雰囲気が最悪になってたもの。」


翼「この町は平和になったけど、どこかの町に攻め込まないか心配。」


エラ「そうね...王都防衛隊の警備が手薄だわ。」


紬「武装勢力が300人以上いるんです。」


エラ「湾岸の港町や山麓の町はひとたまりもないわね。」


桜「あいつら統率が取れているので動きが速い。西郷は軍人政治家だから。」


エラ「メロと一緒にちょっと湾岸の港町の様子を見に行って。何かあったら女神様経由で私に知らせて。」



***************************************


女神「女神様経由だと!私を電話機代わりに使うのか?」


翡翠「電話がないので仕方がありません。」


青水「そうだな。徒歩で2日はかかる。手遅れになると困るしな。」


女神「私の加護で異世界にスマホをばらまいてやろうか。」


青水「やめろ。世界観が壊れる。」


翡翠「そうですよ。町が変なことになってしまいます。」


***************************************





王都を脱出したサツマ・クランを追って湾岸の港町へ向かいます。さすがに軍隊相手に荒事はできませんが。

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