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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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始まりの町へ来てヴァンパイア退治のクエストを受注したけど、危険そうなのでいったん撤退

今度の洞窟ダンジョンの敵は元冒険者のヴァンパイアなので生前のレベルに応じて強いようです。

桜「ここが始まりの町かあ。けっこう大きな町だな。」


メロ「王都の次に大きな町だよ。」


翼「とりあえず宿屋に部屋を取ろう。」


紬「私、メロちゃんとフィナちゃんと相部屋でいいよ。」


桜「おまえは私たちと3人部屋。メロとフィナが相部屋。当然だろ。」



挿絵(By みてみん)



紬「メロちゃん、エラさんとここで知り合ったの?」


メロ「ううん、王都。私、お尋ね者だったの。プリモさんの従者だったメフィストフェレスに捕まえられちゃった。」


紬「ハードな人生だったのね。」


メロ「ホストクラブにはまっちゃってね。」


紬「そのビジュアルで言われると闇の深さが浮き彫りになる。」


メロ「そのときはもっとロリっ子だったよ。」


紬「新宿だったらニュースになる案件だ。」


メロ「貢いでいたホストがレッサーデーモンでさ、最後は喧嘩で一騎打ちになった。」


フィナ「言葉が外国語みたいで理解できない。」


メロ「ブレスで焼き殺してやったけど。」


紬「新宿だったら報道規制でニュースにできない。」


メロ「これがそのときの写真だよ。」



挿絵(By みてみん)



紬「ロリって言うより幼女じゃん、これ。」


メロ「貧乏でお腹を空かせていたからこんなちびっ子になっていたんだ。」


フィナ「サキュバスの年齢は計り知れませんね。過去の闇は覗き込まないほうがいいでしょう。」


紬「外見でロリって思うのやめます...先輩...」



桜「ここがギルドだよー!」


受付嬢「始まりの町のギルドへようこそ。」



挿絵(By みてみん)



桜「こんにちは。クエストはどんなのがありますか?」


受付嬢「冒険者さんのレベルは?」


紬「平均LV30です。」


受付嬢「ならばこんなところでしょうか。廃屋に住みついたリッチとその配下のアンデッド討伐。」


メロ「ダメ。精気が吸えない。」


受付嬢「あら、サキュバスさんでしたか。ならば精気に溢れたヴァンパイア退治。洞窟をダンジョンにして下級の眷属を従え、ときどき町に出てきて人を襲い財物を奪います。」


メロ「それにしようかな。報酬は?」


受付嬢「30000ゴールドです。ヴァンパイアは宝物庫を持つことが多いのでそれも期待できます。」


桜「それ、すごく魅力的です。」


受付嬢「では登録料300ゴールドとここに署名を。」



翼「そういえばこの町はお店が充実してるって言ってたよね。」


メロ「うん、王都より品揃えが良いかも。」


紬「LV30になったから魔法屋へ行って範囲石化解除魔法を買おう。」



店員「魔法屋マンソンジュ本店へようこそ。」


紬「ここが本店なんだ。」


店員「はい、この国のダンジョン経済はここで始まりましたからね。」


紬「範囲石化解除魔法を習得したいの。LV30賢者です。」


店員「20000ゴールドです。」


翼「ヤバ...王都にいたら払えなかったかもしれない。」


メロ「使い捨ての属性ロールも補充しよう。MVPをもらったから私が100本買ってあげる。」


フィナ「ありがとう、メロちゃん。」



桜「次は道具屋ね。田舎では少ししか補充できなかった。」


メロ「あの町もダークナイトの甲冑の解体で少しは潤うと思うよ。それに温泉の湯量が増えたし。」


翼「町を復興させた私たち、なんだか勇者ムーブ。」



 道具屋で消費アイテムを補充した一行は、ギルドでもらった地図を頼りに郊外の山地にあるヴァンパイアの洞窟を探した。まだ誰も踏査したことがないので、推測される位置しか記されていない。メロの嗅覚だけが頼りだ。



メロ「あっちからかすかに感じられる。匂いというより邪気が。」



桜「ここかな?」



挿絵(By みてみん)



メロ「邪気が渦巻いてる。ここだ。」


紬「いきなり射かけられるのがお約束だから範囲シールドを展開して入ろう。」


メロ「入ると同時に火炎放射してやるよ。」


翼「それ、軍事作戦でもよくやるやつだ。」



 予想通り、矢が降り注いだが、シールドで弾き、突撃してきた下級ヴァンパイアはメロのブレスで焼き殺されたり、桜に切り伏せられて全滅した。手応えとしてはマスターゴブリンより強かった。元冒険者なのだろう。それなりの武器で武装している。



桜「今のが一番弱い敵だとすると、この先は油断できないね。」


翼「元冒険者のヴァンパイアだから、生前のレベルに応じて強い。」


紬「キャスターも出るね。範囲魔法を食らうとヤバい。」


メロ「範囲魔法シールドは?」


紬「誰も持っていない。」


メロ「フィナと紬で物理と魔法両方のシールドを張って進まないと危ないかも。」


フィナ「さっきの戦闘で私LV30になりました。」


桜「とりあえずドロップしたアイテムを拾って町へ戻ろう。死んだら元も子もない。」



 一行は町へ戻り、ギルドでアイテムを換金して7000ゴールドを得た。元冒険者の武器や鎧なので鍛冶屋に卸すようだ。一行はそのまま魔法屋マンソンジュへ赴き、足りない魔法を購入する。



店員「魔法屋マンソンジュ本店へようこそ。」


紬「範囲魔法シールドをください。LV30賢者です。」


店員「15000ゴールドです。」


フィナ「私にも範囲物理シールドと範囲魔法シールドをください。はい、25000ゴールド。」


紬「フィナちゃん、そんなに出して大丈夫なの?」


フィナ「王都から15000ゴールド持って出て、山麓の町の攻略で14000ゴールド稼いだから大丈夫です。これからもっと稼げるし。」


翼「さすが28歳、しっかりしてんなあ。」


桜「うちらの手持ちは?」


翼「45000ゴールドだよ。」


桜「足りない魔法は?」


紬「四大エレメントの範囲魔法、4つ揃えると20000ゴールド。毒、麻痺、睡眠、混乱の範囲状態異常付与、これも4つ揃えると20000ゴールド。あと魔法剣士にも何かあったっけ?」


桜「魔法剣士が習得できる魔法って、属性付与以外に何かありますか?」


店員「攻撃するたびに敵の攻撃力と防御力が減少する力を武器に付与するウィーカーがあります。10000ゴールドです。」


翼「ウィーカーはボス戦で役立ちそうだから買おう。属性範囲はあとでいいかな。範囲状態異常付与は役立ちそうだから買っておこう。」


桜「ということで、はい30000ゴールド。」


店員「お買い上げありがとうございます。」



メロ「たぶん夜になるとヴァンパイアは強くなるから、今日はもう宿に戻ろう。」


桜「明日、再出発だ!」


魔法屋マンソンジュ――フランス語で嘘――にこれまでどれだけゴールドを突っ込んだのか考えるのもイヤになってきました。しかし、作者たる者、そこはしっかり把握しておかないと二重購入の恥をさらすわけにはいきません。メモは大事。

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