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転移しまくるJKトリオ――港区の実家は太い  作者: 青い水


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メドゥーサの首を手に入れて俺TUEEEになったペルセウス、JKトリオはなんとなく腹立たしい

最高のチート武器ですね。万能石化首。腐ったり乾燥したりしないのかな?


 ペルセウスはメドゥーサが潜む洞窟に入った。ゴルゴーンは三姉妹で、メドゥーサはその中でも、かつてポセイドンの愛人だったときは飛び抜けた美女だった。とくにその髪の輝きは女神たちも羨むほどで、メドゥーサはポセイドンの傍らでアフロディーテにすら勝ち誇った笑みを向けていた。人間がこのような態度を取ることをオリュンポスの神々は許容しない。それはヒュブリスと呼ばれ神罰を受ける。ヒュブリスはたとえ悪意がなくても発動する過酷な掟で、ギリシャ悲劇はこのヒュブリスによって展開する。メドゥーサの美しい髪は醜い蛇に変えられ、姉妹共々魔物として洞窟に棲むことになった。


 ペルセウスは教えられたとおり、アテナからもらった鏡の盾を頼りに後ろを向いて進み、眠っているメドゥーサの首を切り落として黄金の巾着袋に入れた。メドゥーサの姉妹たちはそれに気付いて、妹の殺害者を探したが、ペルセウスはハデスの隠れ兜をかぶってその場から無事に離脱し、洞窟から出て船に戻った。



ペルセウス「ヤッホー!討伐は成功したよ!」


桜「おかえりー!やったな、坊主!」


ペルセウス「ねえ、坊主って...ぼくたちたぶんタメじゃん。」


翼「そうかな?うちら17だけど。」


ペルセウス「ぼくも17だよ。」


紬「でもさ、これ見て。あんたの石像....なんか小さくね?」


ペルセウス「あ...それは様式美だから。リアルじゃないから。」


桜「それくらいにしておけよ、紬。男子にとってその突っ込みはあまりに過酷だ。」


ペルセウス「そこで仲裁されるともっと気まずいのでやめて。」


翼「さて、とっとと母さんのダナエが待ってる島へ帰ろうぜ。」


ペルセウス「ちょっと待ってよ。偉業を成し遂げた英雄なんだから少し休ませてよ。このサンダルで飛ぶとHPが減るんだよ。」


桜「そうなのか?しょうがないな ………… あのあたり、なだらかな丘陵地帯で木々が茂り水場もありそうだ。うちらもお花を摘まなければならないしな。」


ペルセウス「お花摘みなら手伝うよ。ぼく、得意なんだ。」


翼「摘んでるときに近づいたら...殺すからな。」


ペルセウス「は...はい。」



 一行はその土地に向かった。そこはたくさんのニンフが暮らす美しい場所だったが、よく見るとその土地全体がとてつもなく大きな巨人だった。名をアトラスという。ペルセウスは、しばしここで休ませて欲しいと言ったが、巨人は頑なに拒んだ。ペルセウスは腹を立てて巾着袋からメドゥーサの首を出して目を閉じて巨人に見せると、豊かな大地は一瞬にして石に、岩山になってしまった。



桜「おい、なんてことするんだ!」


翼「お花摘みが.....まあ砂場でもできるか。」


紬「それじゃまるで猫だよう。」



 それから一行はしばらく進むと、美しい女性が全裸の女性が岩礁に鎖でつながれていた。その足元には海の魔物が迫っている。



挿絵(By みてみん)



紬「わあ、あれ見て!」


翼「すごい美人だ。」


桜「...巨乳だな。いやそんなことを気にしている場合ではない。魔物が側にいる。」



ペルセウスは股間を押さえてもじもじしている。「助けてあげたら彼女になるかな?」



桜「どうした、少年?メドゥーサの視線が股間に刺さったか?」


紬「ポロリで固くなる...やだ...」


桜「あ、崖の上であの子のパパとママらしいのが助けを請うている。」



 ペルセウスはパパとママ――名をケーペウスとカシオペイアという――に近づき、「ねえ、お父さん、お母さん!あの子を助けたらお嫁さんにもらってもいい?」と訊いた。



翼「何を悠長なことを言ってるの!」


紬「さっさと助けろ、DT下半身硬直野郎!」



ペルセウスはメドゥーサの首で魔物を石にして海に沈め、美女を助け出した。



ペルセウス「よっし、これでお嫁さんゲットだ。さっそく子作りしよう。」


ケーペウス「それがですね、ペルセウス様、この子にはピーネウスという婚約者がおりまして....」


ペルセウス「は?聞いてないし。」


カシオペイア「戦いは避けられないかと。」


ペルセウス「仕方がないな...全部まとめて石にしてやんよ。」


桜「ダメだ...チート武器を手に入れて俺TUEEの典型だ。」


翼「ねえ、さっきから羽根の生えた馬が付いてきてるんだけど...」


ペルセウス「ああ、あれか。あれは首をはねたメドゥーサの身体から飛び出してきたんだよ。名前はペガサス。なんだか懐かれちゃって。」



 言葉通り、アンドロメダを取り返しに来たピーネウスの一団を石に変えたペルセウスは、アンドロメダとともにペガサスに乗ってうれしそうに飛び回っている。



挿絵(By みてみん)



翼「ねえ...もう私たちここにいる意味なくね?」


桜「たしかに。どうせこのまま島に帰って領主を石にして国を乗っ取るんだろ。」


紬「なんかあいつ...嫉妬じゃないけど腹立つ。」


桜「それが嫉妬なんだよ。」


翼「これからやりまくりますオーラを出している人間に対する普遍的な感情。」


紬「そうだったのか。」


桜「ほら、そろそろ例の隠微なムズムズが...」


翼「このタイミングで来られると気まずいんだが...」


紬「違うんだからね...あれに反応してじゃないんだから.....あんっ!」




ペルセウスはアンドロメダとの間に男子をもうけ、ペルセスと名付けます。似た名前ですね。そしてこのペルセスはペルシアの始祖になるのです。はい、現在のイランです。

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