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ドントビリーブナイト  作者: Cheater
4/6

決闘

決闘編(前)がスタートです。

是非最後まで読んでいってください。

 白騎士(リヴァイサ・リター)制度とは様々な試験に合格し、選ばれしものが与えられる称号である。

 その制度には序列がある。

 明確な力の差を表面化することで、白騎士の向上心につながり、より良い人材を育てるためである。

 その序列は成果、周りからの評価、評判などたくさんの要因で変化するが、一番効率的で一番簡単に序列を上げる方法は<決闘>である。

 この第四GS(ガーディアン・スクール)は白騎士試験合格を目標に掲げている。

 そのため、<決闘>が学校側で認められている。

 しかもここは第四GSのため、決闘への拒否権はない。

 どういうことかというと、GSは全部で4つあり、すべて育てる人材が違う。

 第一は総務、つまりは戦略や補給物資の管理、資金管理など、戦闘や調査に必要なことをする人材を育てる。

 第二は医療、負傷した人を専門の知識や道具を使って助ける人材を育てる。

 第三が調査、主に他の世界の探索をする人材を育てる。

 そして第四は戦闘、国の防衛や調査班の護衛などをする、戦闘に特化した人材を育てる。

 そのため、第四GSは決闘を積極的にしてほしいため、双方の合意なしでの決闘を許可している。

 つまりは…

「私天日宮雛はあなたに決闘を申し込むわ!」

 こうなった時点で負けなのである。

 わっと周りがより一層騒がしくなる。

「学年2位と決闘かよ」

「もしかして、あの人死んじゃうんじゃない」

 周りは好き勝手に俺の負けを楽しんでいる。

 何でこうなった、ちゃんと謝罪をしたはずなのに…

「知っての通り、あなたに拒否権はないわ。でも決闘の日にちや時間くらいはあなたに決めさせてあげる」

 まるで自分の勝ちを確信しているようなトーンで彼女はそう言う。

 どうなっても、この決闘のことはあの人の耳に入るのだろう。

 なら、面倒はなるべく減らすために一撃でやられて終わらせよう。

 そう思い、俺は口を開く。

「決闘はこの後すぐでいい、さっさと終わらせよう」

 そういうと、俺はすぐに決闘場に向けて歩き出した。


 決闘のルールは、相手を気絶または行動不能にすること、相手に参ったなど負けを認めさせることで勝ちとなる。

 そのため俺は、最初の一撃をわざとくらい、気絶したふりをすればいいわけだ。

 これ以上面倒ごとを増やさないためにも、このように負けるのが一番穏便で、簡単だ。

 そう思いながら闘技場まで歩いていると

 プルルルル、プルルルル

 電話がかかってきた。

 …もしかして。

 俺は渋々電話に出る。

「…もしもし」

「そのもしかしてだよー、春川くーん」

 やはり、あの人からの電話だった。

「何のようですか」

「今から決闘するんでしょー、じゅーぞーの娘さんと」

「……」

 もう耳に入っていたか…多分俺を見張っている奴がいるのだろう。

 そしてあの人のこういう時の電話は、大体が面倒ごとである。

「…そうですが、それがどうかしましたか」

「勝て」

「…は?」

「だから、決闘で勝てって言ってんのー」

「え、なぜ?」

「勝ってから教える。春川くんならよゆうでしょー、じゃそゆことでー」

「え、ちょ」

 ツー、ツー、ツー

 一方的に切られ、一方的に面倒ごとを押し付けられた。

 しかし、あの人の命令を聞かないと、後々もっと面倒なことになる。

「はぁ、めんどくさ」

 そう言って俺は作戦を練り直し始めた。


 闘技場にはすでに大量の人で埋め尽くされていた。

 そんな中、机の上にマイクを乗せた女子が大きな声でマイクに語りかける。

「さあ!いよいよ始まりますよー。準備はいいですか?では、まずはこの人の入場から!天日宮雛ぁ!」

 闘技場は人で埋め尽くされ、その真ん中に天日宮が入場してきた。

 その瞬間、わぁーとすごい歓声が鳴り響く。

 これが決闘なのか、俺が知っている決闘とはまるで違う。

 続いて、実況者はこちらの方を向いて、またマイクに大声を浴びせる。

「続いては春川透ぅ!」

 俺も闘技場の真ん中に足を運ぶ。

 やじもないが、声援もない、ただ拍手だけがと飛び交っていた。

 これくらいが俺には合ってるな。

「よくきたわね、大丈夫殺しはしないから、殺しは…」

「…めんど」

 俺は周りの声にかき消されるほどの小声でそう言うと実況者が手を挙げる。

「さあ、両者シュタイン・ヴァフを起動してください!」

 そうわれると、俺と天日宮はヴァフと呼ばれるデバイスを持ち、武器を起動する。

「「起動(アンローフ)」」

 デバイスはみるみるうちに変化し、俺は片手剣、天日宮はハンマーになる。

「さあ、準備は整いました!それでは始めぇ!」

 実況者が手を振り下ろし、戦いの幕が切って落とされた。

どうでしたでしょうか。

次は決闘編(後)です。

ご指摘があれば、是非コメントをよろしくお願いします。

普通のコメントでも大歓迎です。

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