↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
境界守  作者: 琥珀猫
PR
84/89

― はじまりの裏側 ― (6)b

 左手を掲げ光の玉を引き寄せると、村の【境界】と同じ数に分裂させ、その一つ一つに術を施すと、風に乗せ村の【境界】へと入らせた。

 小さな光の玉は、村の【境界】に入ってしばらく漂ったのち、ぼわんっと二つに割れた。

一方を此岸との出入り口に、もう一方を一本だけ残してもらった町の【境界】へ通じる出入り口の片隅に留まらせる。町の方の光をさらに二つに割り、一つを吹き抜けさせている風に乗せ町へ渡らせ、一つはそのまま留まらせる。

 町の【境界】に入った光の玉をそのまま出入り口の片隅に留まらせ、二つに別れさせる。

 一方はしばらく漂わせ、もう一方を通路の出入口に固定させる。次の村からきた光の半分も同じように固定させ、最初にやってきたものと重ねていく。三つめ、四つめと繰り返していき、すべての村の【境界】から光が渡り終わった頃。村との出入り口に重なった光の束と、いつの間にか一つにまとまって漂っている光の玉があった。漂っている光を国の【境界】へ通じる出入り口の片隅に留まらせると二つに別ける。一つを風とともに国へと流し、一つは留まらせる。

 国の【境界】へ流れた光の玉を出入り口の片隅に留まらせ、二つに分裂させると同じように固定させていく。すべて渡り終わると、一つにまとまって漂っている光の玉を、四つに分裂させる。そして、四つの聖域の【境界】へ通じる出入り口の片隅に一つずつ留まらせるとまた二つに分裂させる。分裂した片割れはそれぞれの聖域へと渡らせ、残りの片割れたちを重ねて光の束とした。

 聖域の【境界】に流れ込んだ光の玉を出入り口の片隅に留まらせ、二つにしてから同じように固定させていく。すべての国から光が渡り終わると、一つにまとまっていた光を石へと変質させた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。