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【連載版】幼女の建国記!!幼女は強大な魔力で国を豊かにしていく  作者: naturalsoft


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二人の王女と皇女

シオンは早速、砦の応接室にて話をする事になった。


「───という訳で、こちらとしても他国と繋がる領地はいらないというのが本音じゃ」

「本当にご連絡ありがとうございます。これを放置していたら帝国は瓦解していたかも知れません」

「お互いに難儀よのぅ。女神様にお願いされたため、妾も『できる限り』は助けねばならん」


お互いに深いため息をついた。


「明日にはすぐに出発するのじゃが、スカーレット皇女殿下殿は荷物など大丈夫かのぅ?」

「旅の間はレットと呼んで欲しい。私もシオンと呼び捨てにするので。荷物の準備は大丈夫だ」

「ふふふっ、楽しみじゃのレットお姉ちゃん♪」


グハッとスカーレットはシオンのあまりの可愛さに吐血して倒れた。


『レットお姉ちゃん・・・・良い』


地面に血でシオンちゃんはマジ天使と書いているが、まぁ、それは放っておこう。


「えっと、姫殿下、旅とは?我々は数日のお出掛けとしか聞いておりませんが?」


クロードは困惑した様子で尋ねた。


「うむ、本当のことを言うと止められると思って秘密にしておったのじゃ♪」

「はぁ、それで皇女殿下とどこに行かれるのですか?」


ニヤ~として言った。


「無論、妾の国に編入したいと言っておる帝国の北部地方じゃ。そこの代官達を成敗しに世直しの旅に出かけるのじゃ!」


!?


「ひ、姫殿下、今なんと・・・????」


クロードは唖然として言葉が出て来なかった。


「春になったばかりじゃし、緊急案件もない状態じゃ。少しぐらい城を空けても問題ないじゃろう」

「いえ!城はともかく、敵国の領地を旅するなんて許可できる訳ないでしょう!」


クロードは喰い下がった。


「レットお姉ちゃんもいるし、ダメかのぅ?」


キュルルルと上目遣いで懇願するようにクロードみた。

グハッ!?


クロードもシオンの可愛さに吐血して倒れた。また床に姫殿下は小悪魔・・・がくっと書いているがまぁ、それは放っておこう。


シオンは新たなスキル『あざとい』を手に入れたようだ。


「姫殿下、戯れが過ぎますぞ」


バルドが注意するが、スカーレットが弁護した。


「安心して欲しい。シオンは、大事な義妹は私が命をかけて守ると誓おう!」


いつの間にか回復していたスカーレットが言った。


「正直、帝国は滅亡の危機にある。シオンの提案は我が帝国を救うに値する。全身全霊を持って守り保護すると誓う。なんなら私を人質にしても良い」


そこまで言われてはバルドも引き止める上手い言い訳が思いつかなかった。


「それとも、確かに護衛は少数になるがシオンを守れないと思っているのか?」

ガバッと起きてクロードは否定した。


「バカな!女神様にもお願いされている姫殿下を守れないなどあり得ません!」

「なら命懸けで『守れる』と言うのだな?」

「無論だ!」


スカーレットはニヤリとして続けた。


「なら問題はないな。よかったなシオン。一緒に、悪代官を討伐する旅ができるぞ」

「うわーい!やったのじゃ♪」


年相応に笑うシオンにバルド達は何も言えなくなるのだった。

シオンとスカーレットを残して、バルドとクロードは部屋を出てから相談した。


「バルド元帥、申し訳ありません。乗せられてしまいました」


落ち込むクロードを父親のように励ました。


「確かに危険な旅になるだろう。最悪、皇女を人質にしてでも姫殿下をお守りしろ。ワシもこの一年で鍛えた、諜報員の『影』を総動員して事前に危険を排除するように命令しておく」

「ありがとうございます」


少なくとも通り道の盗賊の心配は排除されるか。


「それより姫殿下は帝国の北部を全て回るおつもりなのか?それほど広くないとは言え、もし西から東へ全て回るなら往復で15日ほど掛かるぞ?それと自由連合に近い西部の奥地には行かせないよう厳命しておく。まだ前回の戦で怨みを買っているからな」


「わかりました」


そう言うとクロードはすぐに準備にとりかかった。

護衛は何人まで良いのだろうか?

姫殿下に確認を取るか。

クロードはシオンが不十しないよう砦内の物資を振り分けるのだった。

そして部屋に戻ると、すでに意気投合したシオンとスカーレットは楽しく雑談していた。


「失礼します。護衛はどれほど連れていけばよろしいでしょうか?」

「ふむ?取り合えず行商人の家族という感じで旅をしたいのじゃ。多くても10人以内じゃろうな」


!?


「す、少な過ぎませんか?無論、対応はできますが、お二人を守りながらだと安全を守れません」

「守ろうとしなければ良いのじゃ」


「えっ!?」


「妾もスカーレット・・・レットお姉ちゃんも戦えるのじゃ」

「そうだな。私もシオンも自分の身を守る程度は戦える。それにうちからプリンセスガードの騎士2名を出す。後はそちらに任すからよろしく頼むよ」


二人は軽く言ったが、そうは言っても守らないといけないんですよ!と叫びたい気持ちを抑えてクロードは深いため息をついて諦めるのだった。



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