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【連載版】幼女の建国記!!幼女は強大な魔力で国を豊かにしていく  作者: naturalsoft


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旅の始まり(ステマあり)

【お知らせ】

ストックが少なくなったのでまた1週間ほど書き溜めます。次の更新までお待ち下さい。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


明朝、シオン達は商人に見える装いで出発した。

ちゃんと商人として売買目的の商品を積んだ2台の馬車とその護衛として傭兵風の服を来た者10名を連れて移動を開始した。5名は馬で、残りは後の馬車に乗っている。


「う~む?護衛の数が多かったかのぅ?」

「言え、騎馬5名であれば普通かと」


なんか貴族の護衛っぽいのじゃよなぁ~

『いえ、その通りなので』


シオンの呟きに護衛達は心の中で思った。


「しかし、流石は皇女の専属騎士だな。かなり腕の立つ騎士だ」


クロードはシオンを狙っているのではないかと警戒していた。


「あの、姫殿下、気になったのですが、どうして皇女と旅をしようと思ったのですか?」


他にもやりようはあったと思うのだが?


「うむ、実はのぅ、こういうものを読んだのじゃ」


シオンは後の荷物をガソゴソと漁ると一冊の本を取り出した。


「本ですか?」


いまいちピンッとこないクロードは首を傾げたが、隣のスカーレットが声を上げた。


「おおっ♪やはりシオンも愛読していたか!」

「ふふふっ、書物は淑女(笑)の嗜みじゃ」


????


いまだに意味がわかっていないクロードは尋ねた。


「えっとそれは?」


「「小説だ(じゃ)」」


二人はハモって答えた。


「小説ですか?」

「そうじゃ、今人気の出ている作家の最新作じゃぞ♪」


シオンは胸を張って言った。


「どんなお話なんですか?」

「うむ。タイトルは『悪女と言われた令嬢は隣国の王妃の座をお金で買う!』というやつでな、隣国に嫁ぐ王妃が旅の途中の領地で悪さをしている貴族を成敗する話なのじゃ!」


ワクワクした顔で話すシオンにクロードは頭が痛くなった。


「今回の話は当たりであったな。この作者は当たりとハズレの話があるかならな」

「うむ、そうじゃのぅ。今回は面白くて何度も読み返したのじゃ♪」

「あの、仲間が全滅しそうな時など面白かったな」

「妾は奴隷にされた娘が殺されたシーンが泣けたのじゃ」

「そういえば悪役令嬢戦記なども面白かったな。ただ長期で休載しているのは頂けないが」

「そうじゃの。一度作者の自宅を訪問してハッパをかけねばならんな」

「長期休載など病気でもあるまいし、少し拷・・問、こほん、指導しなければな」


二人はワイワイと小説の話に花を咲かせた。

『まさか姫殿下が小説に感化されるとは思わなかった。これからは検閲を入れないとダメかもしれん』


クロードは皇女の護衛に視線を向けたが、二人は悲しく首を振るのだった。

こっちも聞く耳持たない感じなのだろう。


クロードは小説の作者の名前をみた。


『なちゅらるそふと』


ペンネームと言うやつだろう。

クロードはセツナに言ってこの作者の居場所を突き止めて、今後はこのような話を書かないように脅そうと決めたのだった。


『姫殿下の成長に悪影響を与える!』


そんな理由で後日拘束されて、厳しい取り締まりを受ける、なちゅらるそふとであった。

_:(´ཀ`」 ∠):あつかい酷くない?




シオン達は国境砦に1番近い帝国の町へやってきた。


「行商人は多そうじゃな」

「国境が近いために商人の出入りは多そうですね。まだ活気があると言えるでしょう」


町の状況を確認しながらスカーレットに道案内されて、町の町長の家にやってきた。


「失礼する!」


先に皇女の護衛の方が伺い中に入った。


「ここは前回に立ち寄っているのでお互いの顔は知っている。国境に近い町ということで、数少ないまともな人物が治めている」


そういうと町長がやってきた。


!?


「これはスカーレット様!まさか本当にきて頂けるとは!」

「ああ、今回はお忍びでな。このような格好ですまぬ」

「いいえ、お会いできるだけで大変嬉しく思います」


町長は挨拶と共に握手をしながら歓迎した。

そして応接室へ案内された。


「さて、本題に入ろうか。先の愚弟の暴挙は本当にすまなかった」

「いいえ!スカーレット様が謝ることではございません!ちょうど相談したいこともありましたので」


町長は顔色を伺いながら話した。


「そのことならすでに知っている。ノルン聖王国に恭順したいと、この周辺の村や町から訴えられているのだろう?」


!?


「まさかすでにご存知でしたか。ならお忍びで来訪されたのもその件のことで?」

「その通りだ。北部は西と東に伸びており、自由連合とアスティア王国に通じる道もある。まとめて鞍替えられると帝国としても武力を持って止めなければならなくなる」


基本的に北部にあるスノー王国、ノルン聖王国、レグルス王国と繋がっており、各国は好景気にて潤っており商人の行き来も活発になっている。帝国は国境を越える時に関税を徴収しているので、その売り上げはバカにできないのだ。さらに、山に沿っていけば自由連合国やアスティア王国にも行けるため重要な領地と言えるだろう。


「やはりそうですか。この街道から逸れた田舎の領地の代官からは良い噂を聞きませぬからな」

「私は貴殿のことは信用している。その田舎の代官について場所と名前、そして知るかぎりの情報を教えて頂きたい。もしその代官が原因であれば私が更迭することで帝国の威信を示して思い止まらせることができるかも知れないのだ」


「おおっ!やはり貴方様は他の皇族の方とは違っておりますな。私の知る限りの情報をお伝えしましょう。どうか他の町や村をお救いください」


町長は紙を持ってきて細かく情報を書いてくれた。








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