表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】幼女の建国記!!幼女は強大な魔力で国を豊かにしていく  作者: naturalsoft


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/64

2回目の防衛戦

あれから日にちが経ち、ついに自由連合の軍隊が見える位置までやって来た。


「獣人族は多種多様性にとんだ者が多いのぅ?」

「部族同士で固まっている感じですな」


砦の上から敵の陣営を見つめるシオン達は再度、前回の帝国戦とは違う戦いになると予想していた。

獣人と言っても様々な種族がいるからだ。


「この寒い中、ご苦労なことじゃな」

「本当にですな。スノー王国の方と比べて雪と寒さはマシとはいえ、寒いでしょうに」


シオンの言葉にヒグマが口を挟んだ。


「獣人の種類にもよりますよ。私みたいに冬は毛皮が暑くなって寒さに強くなる種族もいますので」


シオンとバルドは無言になった。


『『なぜそれをもっと早くに言わんのだ!!!!』』


この数日の間に自分達と獣人族の知識のズレについて認めていたが、まだまだのようである。


「つまり全てではないが、一部の獣人は寒さに強く、平時のパフォーマンスで戦えるという認識で良いかのぅ?」

「ヒグマ殿の言葉を信じるなら厳しい戦いになりそうですな」


種族によってはこんなにものほほーんとしている温厚な種族もいるのであろう。

しかし、種族によってはこんなに戦力に差があるのか。

一部の種族が迫害されてしまうのも無理ないのぅ。


目の前の軍は1キロぐらいの距離で陣を張った。


「隊列を整えておる。すぐに来そうじゃ」

「姫殿下、そろそろお下がり下さい。今回は前回より激戦になりそうです。万が一のことがあってはなりません」

「しかし、今回は・・・いや、バルド元帥とクロード騎士団長を信じるのじゃ」


シオンはそう言って砦の中に入っていった。


「聞いていたな?今回は大いに働いてもらうぞ?」

「はっ!私に何なりとお申し付けください」


少し離れた場所にいた騎士団長のクロードがバルドに敬礼した。


「初手は前回と同じだ。だが、二手は貴殿に任せる」

「了解致しました!」


立場上はバルドの方が上であるため普段は普通に話していても、作戦中は敬語で話していた。

クロードは作戦のためにその場を後にした。

そして───


大きなドラの音と共に自由連合が攻めて来た!


「弓隊!射程に入り次第一斉射撃!・・・・・今だ!射てーーーー!!!!!」


前回よりも弓隊の人数を増やした一斉射撃が放たれた。

足の速い部隊と遅い部隊で敵側はバラけていた為、思ったほど当たらなかった。

それでも第二射と、次から次へと放ち続けた。

意外だったのは獣人達は盾を持った部隊が少なかったことだ。


それはとある種族が関係していた。

メタルリザードマンという種族だった。体格は人間のおよそ2倍の種族であり、防御力にすぐれた種族だった。

弱点である目を頑丈な兜で守って突撃してきて、その後ろを他の種族がついて着ている状態だった。

鎧は着ていないのに、その頑丈な体で弓矢を弾いていた。


「あの種族に弓矢は効かないか。その後に狙いを変更!放てーー!!!!!」


高い砦の上からの弓矢は確実に、攻めて来ている獣人達を討ち取っていた。

しかし、それをすり抜けて足の速い獣人の部隊が砦の真下まで到着した。


「第二部隊、真下の獣人に放て!!!!」


弓隊を121212121212こんな感じで1が遠くの敵を、2が真下の敵を射るように隊列が組まれていた。

すぐに真下の敵を攻撃するが───


下から花火のような物が上がった。


!?


「全員、警戒せよ!!!!」


バルド元帥の声と同時に爆発した。

そして、大量の煙が空中に広がった。


「くっ、煙幕か!弓隊!構わない!先ほどと同じ位置で弓矢を放て!弾幕を途切れさせるな!」


命中率は下がるが、矢が飛んでくるとわかるだけでも進軍が遅くなる。

煙幕が消えるまでは放ち続けるしかない!


煙幕はすぐに晴れて来た。

すると───


「なんだあれは!?」


砦の入口前に、広い範囲で投網のような物が地面に敷かれていた。


「そうか!落とし穴対策だな!?」


前回の帝国の作戦を調べていたのだろう。

確かに地面に網を敷いておけば落とし穴が起動しても、多くの者が助かる可能性がある。

よく見ると網の地面に杭を打っている。これなら多少は落ちても被害を軽減できるだろう。


「シオン姫殿下のギミックの一つが封じられたか。だが、まだだ!」


この煙幕で多くの敵部隊が押し寄せて来た。

そして警戒していた城壁を登ってくる部隊が現れた。


「まさか、この石壁を本当に登ってくるとは・・・・しかも速い!?」


砦の石壁を勢いをつけて手足のかぎ爪で一気に登って来ていた。

バルドはすぐに笛を吹いた。

すると2部隊が後ろに下がり、長槍部隊と入れ替わった。


「遠慮はいらん!突き殺せ!!!」


バッと城壁の上に登って来た獣人に一瞬見惚れる弓隊だったが後ろから長槍部隊が突き刺した。


「あぶなっ!タイミングがギリギリでしたね」


敵が登ってくるのが早く交代がギリギリだったのだ。


「油断するな!まだまだくるぞ!!!」


1番隊の弓隊を3歩ほど下がらせ、長槍隊は登ってくる獣人を倒すのに集中した。

その時、また煙幕が上がった!


!?


このタイミングでか!

これは城壁に登ってくるのを防げない。

そう思った時、下から新しい笛の音が聞こえて来た。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ