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【連載版】幼女の建国記!!幼女は強大な魔力で国を豊かにしていく  作者: naturalsoft


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女神会議!(メガカイ)

少しして女神ノルンは定期的にある女神会議へと足を運んだ。


「はぁ~憂鬱だわ」


下位の女神であったノルンはいつも嫌味を言われていたのだ。


『あなたの世界って停滞していて面白くないわね』

『勇者召喚を行なったのに何も変わらなかったみたいじゃない?』

『あんな魔王もいない簡単な世界で何を手こずっているのかしら?』


などなどと小心者で文句を言い返せないノルンを良いことに言いたい放題だった。

しかし、今回は違うのだ。


嫌味を言うのは同じ下位の女神達であり、5の位(位)以上になれば人格的にも優れている者達が多くなるので、そういった輩はいない。


女神会議にて、下位の女神は早目に来るのが暗黙の了解となっているので、ノルンもいつも通り早く会議場にやってきた。


ザワザワ

ザワザワ


先に来ていた同じ下位の女神達が遠巻きからノルンを見てヒソヒソと話ていた。


『なに?いつもより居心地が悪いわね』


ボッチのノルンはテーブルに座ると置いてあったお菓子をポリポリと摘んだ。


「あ、あの!女神ノルン『様』ですよね?」


10の位の新米女神が声をかけてきた。


「え、ええ、ノルンですけど『様』はいらないから呼び捨てでいいわよ?」

「とんでもない!短期間で『出世』されたノルン様を呼び捨てになんてできません!」


え、出世ってなに?

女神の位が上がったことよね???

万年下位の女神だったノルンはいまいち状況が飲み込めていなかった。


「もし良かったらどうやって世界の民から信仰されるのか教えて頂けませんか!?」

「余り参考にならないかも知れないけど?」

「それでもいいです!」


新米女神の大きな声に、遠巻きにいた多くの女神達が集まってきた。


「ずるいわ!私だって聞きたいのに!」

「私が先よ!」

「私も聞きたい!」

「うちもよ!今の世界がやばいの!」


多くの女神達にもみくちゃりにされてノルンはた~す~け~て~と涙目になっていた。

そして、なんやかんやあって、上級の女神達が来場したことで、各女神達は自分の席に着くのだった。


「では女神会議を始めます!」


階級1位の地球担当の女神イザナミが司会を務めていた。


「残念な報告と嬉しい報告があります。まず◯◯◯女神さんの世界が魔王に滅ぼされたので、その責任を取って女神の神格位を剥奪。天使としてやり直しとなりました」


すでに名前すら言えないように規制が入っていた。

女神としての神格位がなくなるとそれは女神にとっての『死』と同義となる。

世界が滅んで誰も信仰しなくなるからだ。


周囲の女神達が他人事ではないと生唾を飲んで見守る中、嬉しい報告の方になった。


「女神ノルンさん、前に出てきてください」


え、私なの!?


「はい!」


ノルンは内心ドキドキしながら前にでた。


「ありがとうございます。さて、皆さんも知っているとは思いますが、最近のノルンさんの目覚ましい活躍は素晴らしいものです。この短期間で女神のランクを次々と上げています。無論、ランクを上げることが目的ではありませんが、それは我々の行動が民への信仰心となった証明でもあります」


イザナミが一呼吸置いてからノルンに言った。


「私もうかうかしていられませんね。可能であればコツと言うか、どうして調子がいいのか伺いたいのですが?」


ノルンは流石に間違えて召喚したとは言えず、冷や汗を掻きながら言葉を選んで答えた。


「召喚者なのですが、いつもの日本からではなく、不遇な死を遂げた別の国の人間に再度チャンスを与えますというていで、第二の人生を与えました。そうしたら恩を感じてくれて向こうの新しい転生先で布教してくれたんです」


おおっ!!!


歓声が上がった。


「なるほど。異世界転生の知識がある今風の若者ではなく、まったく別の思想を持つ者を選んだと?恩着せがましいのは、余り褒められた事ではありませんが、異世界に送る者がやる気になってくれるのであれば、一考の余地がありますね」


イザナミ様が顎に手を置きながら思案する様に口にすると他の女神達もそんな手があったのかと信じてくれた。


「おっと、忘れる所でした。頑張っているノルンさんに褒美を与えます。これをどうぞ」


天使がカートに乗ったアイテムを運んできた。


「これは?」


「第4の位までランクが上がったので、普通は1つ上がる事に渡していた褒美のアイテムを一気に渡す事になりました」


それは【神器】と呼ばれる天界の宝といったアイテムの数々だった。


「ノルンさんもこれで転生させた者に神託を下せるようになります。これからも担当する世界の人々のために頑張って下さいね」


「あのイザナミ様、神託とは何を伝えればよろしいのでしょうか?」


「あら?そうですわね~、例えばマズイ事が起こりそうな場合とか伝えたり、ただの世間話しの為に呼んだりするのもアリですよ?」


「えっ、ただの話し相手で神託を出すのもアリなんですか!?」


「まぁ、厳密には他の民には秘密ですけどね。なんか恋愛相談された女神もいるとか。そんなに気にしないで貴女の思った通りにやりなさい」


イザナミ様の言葉に少し気が楽になったノルンだった。






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