あと4日 最終確認
めっちゃクソ短いです。
ダンスリハーサルを終え、教室へ戻ると、カフェ担当の生徒たちが最後の確認を始めていた。
「いらっしゃいませ!」
「四名様ですね!」
「こちらへどうぞ!」
教室のあちこちから元気な声が聞こえる。
本番と同じ流れで、接客の練習をしているらしい。
「神崎。」
桐生が手招きをした。
「ちょっと客役やって。」
「分かった。」
神崎は入口の前に立つ。
「どうぞー!」
笑顔で迎えられ、席へ案内される。
メニューを渡され、注文を聞かれる。
料理を運ぶ動きも確認する。
一連の流れは思っていたよりスムーズだった。
「悪くないな。」
神崎がそう言うと、担当の生徒たちがほっとしたように笑った。
「やった!」
「神崎に褒められた!」
その反応に、神崎は少し困ったように頭をかく。
「普通に良かったって意味だ。」
教室に笑いが広がる。
◇
その後も何度か流れを確認する。
注文票を書く人。
料理を運ぶ人。
席を片付ける人。
全員が自分の役割を理解して動いていた。
途中、白石もダンス班の確認を終えて教室へ戻ってきた。
「終わった?」
「ああ。」
「そっちは?」
「うん。最後まで通せたよ。」
短い会話を交わす。
それだけで、お互いまた自分の持ち場へ戻っていく。
文化祭が近づくにつれ、みんなの表情も少しずつ引き締まっていた。
◇
「よし!」
担任が教室の前へ立つ。
「これで準備は終わり!」
大きな拍手が起こる。
「明日から二日間、思い切り楽しもう!」
「おー!」
教室中に元気な声が響いた。
神崎は完成した教室をもう一度見渡す。
準備に追われた日々も、今日で終わり。
明日からはいよいよ本番だ。
文化祭まで、あと一日ではない。
あと数時間だった。
次は20:00に投稿です。見逃さないようにしていてください。




