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ドルヲタ男子高生、アイドル運営はじめました!  作者: フミヅキ
第三章 二人のアイドルとあの軍団と僕
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二人のアイドルとあの軍団と僕⑨

 その日曜日は匠汰くんのライブの日で、僕は手伝いに行く予定だった。匠汰くんがよくうちのライブで物販を手伝ってくれるのでギブアンドテイクだ。


 匠汰くんは「真夜中のドールズクローゼット」を手伝ってくれる中で、ライブハウスや他アイドルの運営さんとの繋がりが出来て、その伝手でイベントライブに呼ばれることもちょこちょこ増えてきたらしい。今回もそんなイベントの一つらしかった。


 僕はそのヘルプに向かう前に、アイドル運営としての仕事を一つこなしておこうと考えた。


 ルルカもミソラも個人のSNSアカウントを持っていて、ライブの告知や感想、日々のちょっとした出来事なんかを発信している。真夜中のドールズクローゼットについて呟いてくれた人に「いいね」したり、仲良くなった他のグループのアイドルにリプを飛ばしたりもしていた。


 基本的にファンの人からのリプには答えないことにしていたけれど、二人とも届いたメッセージはきちんと読んでいるし、ファンの中には他の人に見えないようにDMを送ってくる人もいた。


(でも、僕もしっかりDMはチェックさせてもらってるんだけどね)


 僕は二人のアカウントのパスワードを把握しているので定期的に中身を覗いて、もし変なメッセージが来た時には対応するつもりだった。だから、今日も僕はスマートフォンから二人のアカウントをチェックしようとしたのだが――。


(あれ? ミソラのアカウントが見れない……?)


 ログインをはねられてしまった。何かのエラーだろうか。


 何度かログインを試したけどダメで、アプリの再インストールなんかもして、パソコンからのログインも試みたが全部ダメだった。


(まさか、白樺さん、勝手にパスワードを変えた……? でも、どうして?)


 その時、僕の頭にレッドくんのいけ好かない顔が浮かぶ。


「まさか……だよね?」


 僕は白樺さんにメッセージを送ってみた。


『SNSの調子悪いみたいなんだけど、何かあった?』


 しばらくして既読がついたけど、それ以降はうんともすんとも反応がない。


 僕はいてもたってもいられなくなって、尻に火がついたような勢いで家を飛び出した。

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