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次の人生も女神嫁と共に  作者: 八木杉 ケイシ
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いってらっしゃい

更新するの忘れてました、すいません

 カタナの新しい力を確認した後、中々連絡は来ず夜も更けて行く

 二人は暇潰しに雑談に興じ二人を待った

 その雑談の中でこれからに関わることもいくつか話された

 例えばシュンローの引っ越し


「おつかいが終わった後グリフォンに頼んで荷物を取りに一回家に帰っても良いですか?」

「もう完全に家(うち)で暮らすと言う事か?」

「…ダメですか?」

「まぁええじゃろ。色々世話にもなっとるからな」

「ありがとございます、これからよろしくお願いします」


 例えば何故福太郎は山にいるのか


「ワシが何をしているのか?」

「はい、山を降りた事が無かったって事は何か理由が有ってあそこに留まってるんですよね?何故ですか?」


 その事に対して福太郎は意識的に隠していた

 いくらこの世界の常識に疎いと言っても


「別の世界で嫁だったこの世界の神様に頼まれて、切り倒された神樹をもう一度育てようとしているんだ」


 等と言えば大変な事になりそうな気はしていた

 それでもそろそろ良い頃合いかも知れない

 今後も同じ家に住み続けるのだ、隠し続けるより話してしまう方が建設的だろう

 面倒な事になろうとそれはそれだ

 どうにかできるだけの力はあるし使えるようになってきている


「実はワシはあそこで─」

「あっ!すいません、連絡来ました」


 ある意味タイミングバッチリにアウロラ達から連絡が来たようだ


「…迎えに行こう。ヒビキ、場所を案内してくれ」


 せっかく隠し事を明かそうとした決意が空振りになってしまったが待ち人の方が優先だ

 福太郎はアウロラ達を迎えに行った

 それほど離れた場所でも無く直ぐに見つける事が出来た

 やはりかなり疑われたらしく監視の目を逃れる為に夜までかかってしまったそうだ


「俺等が来ないと思ったでしょう」

「まぁ…半々くらいかなと思った」

「へっへっへっへ、こんな腕輪をポンとくれる金蔓から逃げやしませんぜ」

「…エイチカ」


 自らの右手にはまった腕輪をニヤニヤしながら眺め明け透けな事を言うエイチカをアウロラがたしなめる

 何だかこの二人は商売仲間と言うより姉弟の様な関係に思えてくる

 二人を洞窟まで案内し、朝を待つことにする

 さすがにこんな夜更けに出発はさせられない


「いやぁ、奴等のうるさい事うるさい事。一から十まで全部聞き出そうとしてきましたぜ。面倒臭くて俺等も一緒に気絶してた事にしたんですがありゃバレバレですね」


 当然だろう。気絶していたはずなのに旅の垢を落としきって全身キレイで良い香りまでする。福太郎から貰った食糧及び雑貨で雑嚢はパンパン。一昼夜飲まず食わずのはずが顔色良く体力もあり余っている。これで疑わない方がどうかしている


「よく逃げ出せたな?」

「本格的な尋問は街についてやるつもりだったんでしょうぜ、飯に眠り薬混ぜられましたが早速この腕輪が役に立ちやしたぜ」


 腕輪の能力の一つ、毒物の除去を発動させたのだろう


「せっかくなんで寝たふりして監視の目が緩くなった所で逃げ出しやした」


 話を聞いた後は三人とも腕輪でウォーターベッドを出し寝て貰った

 明日から旅で大変なのだ、一晩の見張りは福太郎が引き受けた

 だが特にこれといった事もなく平和に朝はやってくる


「それじゃ行ってきます」


 シュンローの巨大化させた剣に一人一本づつ乗り、それを浮かせ移動の準備は完了だ

 アウロラが乗ると正にほうきに乗る魔女でよく似合っていた


「昨日の質問の続きは帰ってきたら答えよう、気をつけて行ってこい」


 そのまま飛んでいく三人を見送った後は家に帰った福太郎

 久しぶりのシュンローの居ない日々の中、朗報をのんびりと待ち始めた

 そしてシュンロー達が旅立って半月、ついに芽が出た

 そう、花代の木、神樹が芽を出したのだ

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