外出計画
更新出来ないと只でさえ少ないpvが激減するので出来るだけ更新したい…がそろそろ本気に無理臭い
四人で朝食を食べ終わった後、今回の計画の説明がなされた
まずアウロラとエイチカ、そして代理人達を元の場所に戻し起こす
シュンローの撃退には成功したが逃走されたと説明した後、調査団に帰還を促す
この時点で二人に対する不信感が発生するだろう。集団で手も足も出なかった相手を二人で撃退、更に五体満足どころか傷ひとつ無い。気絶した者達を起こさず一晩過ごす、起こしたかと思えば即座に帰還させようとする。怪しい所だらけだ
しかしそこを押し通し崖縁にいる調査団と合流後に下山、麓の調査団とも合流させる
そこまで行けば二人には調査団から離脱してもらう。ここで二人が裏切った事がばれるだろうがもう遅い
調査団が山から居なくなった段階で福太郎が山に侵入を拒む結界を張り、更に頂上に行くまでは使えていた精霊の力を麓に着いた時点で使えなくする
その後二人はシュンローと合流、アウロラのツテで米を買い取ってくれる商人の元へ。商談が成立したら福太郎に連絡、グリフォンが米を運ぶ
「これが主な計画の概要だ。シュンローはそのままグリフォンに乗せてもらって帰って来ると良い。二人はそこで別れても良いし一緒に戻ってきてもらっても構わない」
三人を見渡す、シュンローは事前に話しているので特に異論は無いようたが傭兵二人は渋い顔(アウロラの顔は分からないが…)をしている
「…私達が裏切るのは…構わない…別に初めてでもない。でも山に入れなくなるなら私達は…ここの状況を知る重要な情報源になる。恐らく四名家から…追っ手がかかる。三人で凌ぎきれるか分からない…」
「だなぁ、少し難しいかもしれませんぜ」
しかし福太郎はその心配に対して打開策をちゃんと考えていた、考えてはいたが…
「それに関してはワシに任せて欲しい。ちゃんと策を考えた」
「じゃあ早く教えてくださいよ、昨日から全然教えてくれないじゃないですか」
「サプライズと言う奴だ、もう少し待て」
もったいぶって未だにシュンローにすら教えていない
「…その策が本当に通用するものかは…後でちゃんと確かめますよ?」
「もちろんだ、そうしてくれるとワシも安心できる。…他に質問や疑問はないだろうか」
「…ここへの連絡方法は?」
商談が成立した際に連絡しろとの事だがこの世界には電話やメールなどの便利な物は存在しない。手紙はあるが誰がここまで届けるというのか。しかし福太郎はそれも想定済みだった
「それもさっきの策で一緒に解決するはずだ」
「…なら良いです」
他に疑問は無いのかもう何も言ってこない、福太郎はそれを計画の了解と受けとった
「よし、なら昼食を食べた後動くとしよう。それとシュンロー、これは出来ればで良いんだが…」
「なんです?」
「醸造職人…いや、そこまで贅沢は言わない。発酵の知識がある人を連れてきてはくれないだろうか?」
八重樫亭では未だに白湯を飲む、茶葉が無いのだ。更には酒や漬物、果てはパン等の発酵食品が一切ない
それらがない理由はただひとつ、異世界の菌が怖かった
元の世界だろうと菌は怖いものだが異世界ともなると元の知識がどれだけ通用するかも分からない
普通に漬け物を作ったら猛毒が出来るかもしれない
そんな事を考え発酵食品を作れなかったのだ
ただ今までの食卓に醤油と味噌は登場していた。これは一体何なのか
実は全てキーの作った木の実である
家の裏に生えている二本の木、そこには灰色の実と茶色の実がなっている
灰色の実を絞れば黒い果汁が、茶色の実を割れば茶色の果肉が取れる
醤油と味噌を懐かしんだ福太郎の為、キーが試行錯誤の末に完成させた全く新しい植物
それが今まで出ていた醤油と味噌の正体だ
同じ様に茶や酒等もスーに頼めば作ってくれるだろう、だが福太郎の話す曖昧な味の感想で醤油と味噌を作ったキーは大変苦労した
同じ苦労をさせぬ為に福太郎は頼むのを自重していた
しかしある程度の元があれば一から作り出すのとではかなりの違いが出るはず
その為福太郎は発酵に知見がある者を求めたのだ
「…それ…私が手配しても…いいですか?」
そしてその心当たりがアウロラにはあるらしい
「それはもちろん!願ったり叶ったりだ」
「…なら…米の換金が終わったら…私達は別れて…その人を連れてくる」
「よろしくたのむ」
「麓に着いたら…何か合図をするから…迎えに来て…欲しい」
「了解だ、報酬はどうすばいいだろうか」
ふるふるとアウロラは首を振る
「今回の…報酬に含める…元々もらいすぎ…それにこれは…私にも利がある」
「…ならばそうしよう、楽しみにしてるよ」
アウロラの利が何なのか分からないが連れてきてもらえるなら文句はない
福太郎と精霊達はこの後に控えるサプライズの準備に入った




