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火炎の魔人討伐

ー作戦会議ー


遊星達が王都に戻った後、火炎の魔人討伐

作戦会議が開催された。


王様、王の息子、宰相、作戦本部隊長、

作戦本部副隊長、親衛隊隊長、聖騎士隊隊長、

東西南の魔王、女魔人ミラ、魔王の娘たち

遊星、セレナ、エレナ、ノア


作戦司令部の隊長が口火を切った

「遊星殿が戻ったと言う事は準備が整った

と言う事で良いのですね」


遊星は

「敵には、闇の魔導士がついている可能性があります」

「魔導士は、既に雷対策、風対策がなされており、

 水魔王が我々の仲間であることも承知していると

 思われます。すなわち、既に対策が取られてている

 可能性があります」


「もし、上手く彼らを倒すことが出来ても、業火の

 魔王討伐の際には、更に対策が進んでいる可能性

 があります」


「従って、今回は出来るだけ手の内を明かさずに

 倒す必要があります」


「相手は、我々が魔人達の防具に気づいていないと

 思いますので、その前提で戦いを挑みます。

 この作戦は、出来るだけ少人数に伝える事で進め

 ます」


「セレナが魔人達の中に敵が変装して混ざっている

 者達がいる事を感知しました。安全の為、参加

 メンバーのそれも最少メンバーで会議をしたいです」


「今回、魔人討伐とヒーラー救出作戦は、東西南の魔王と

 魔王の部下達と娘たちのスイレン、ライア、フウカ、

 それに女魔人ミラで行いますので、魔王の部下達を

 除いたここにいるメンバーだけで会議をします」


その後、絞ったメンバーでその後の会議を行った。

会議の後、東西南魔王の部下達に作戦を伝えた。


ー偽りの作戦ー


今回、火に相性が悪い樹木の魔女達は参加させない。


先ずは雷の魔人達が雷で攻撃、相手がしびれて動けない

ところを、風の魔人達が風の刃で攻撃。


水の魔人達は城壁の内の魔人達を水球で覆って窒息

させる。


その間に遊星ら一行は、魔人が戦っている間に、

ヒーラーの救出を優先して行動する。


火炎の魔人には水の魔王が対戦する。

出発は明朝6時とする。


その晩、東西南魔王の部下から夫々1名ずつ姿を消した

事をセレナはサーチした。


ー真の作戦ー


遊星と仲間及び東西南の魔王達は改めて作戦会議を開いた。


水の魔王は

「出発時間を早めるか?」


遊星は、

「基本的作戦は伝えた通りに勧めます。少しだけ変更

 しますが」


それでは、予定通り明朝6時出発で、


ー火炎の魔人討伐ー


水の魔王と水の魔人達は青竜に乗っ、。雷の魔王と

雷の魔人は黄竜に乗って、風の魔王と風の魔人達は

緑竜に乗って飛び立った。


その後ろに、遊星、テラ、ミラ、スイレン、ライア、

フウカが続いた。


但し、セレナ、エレナ、ノアの姿はなかった。


一行は城壁に向かって行く、城壁の上には20人位の

火の魔人が弓を構えて先行する黄竜が近づくのを

待っている。


攻撃範囲に入ると、火の魔人達が矢を放ってきた。

雷の魔人達が雷を落とす。火の魔人達には雷が効いて

いない。黄竜の間から、緑竜が間を抜けていき風の

刃を放つ、火の魔人達の矢は刃でことごとく落と

されるが、魔人に当たる風の刃は効いていない。


その間を抜けて青竜が現れる。そして水球を放つ。

水の魔人達は水球に飲まれ、水球の中でもだえ苦しみ

倒れていく。


後方で観察していた遊星が、城壁上は水への対策は

無かった。相手の間者に嘘の情報を流した効果か、

城壁上に20人もいると言う事は、前に侵入した

50人は遥に超えていそうだ。


問題は城壁内の領地だが、


作戦通り、雷の魔人達と風の魔人達は城壁上で待機

させた。


城壁内に入ると、魔人達が口に何かを加えている。

恐らく、呼吸が出来る魔道具であろう。


城壁内の魔人達が矢を青竜に放ってきた。

何匹かの青竜に当たって下降する。


水の魔人達が水球で火の魔人を水球で覆う。


水の魔人達は呼吸が出来る様だ、火の魔人達は

体の表面を熱で覆い水を蒸発させる。


これには時間がかかる。このタイムロスを狙って

遊星達は弓を構え、魔人達の防具で保護されていない

額や首を狙い矢を放ち魔人達を絶命させた。


ー診療所のセレナ、エレナ、ノア達はー


ヒーラーは3人、魔人達は10人、こちらは3人。

首や額を狙うにはすきをつくしかない。


セレナが小声で

「狙うには人数が多すぎる。どうする」


ノアが

「遊星が来たら、ここにいる魔人達は表に注意が

 向かうだろうから、そこをねらうべきかと」


テラが

「遊星~早く来て♡」


セレナがあきれた。

「こんな時まで」


ーその頃遊星達はー


水の魔王や魔人達と一緒に領土内を廻って火の魔人達と

戦闘を重ねていた。火の魔人達は、この水魔人対策方法で

対応できると考えていたのか、水で覆って火の魔人が水を

蒸発している間に遊星らが弓で額や喉を射抜いて行く同じ

方法の繰り返しであった。


外にいる火の魔人が少なくなってきたので、遊星は水の

魔王に合図して、水の魔人3名をつれて診療所に向かった。


診療所から水の魔人3名が外に出て来た。

診療所内で隠れていたセレナ、エレナ、ノアはヒーラーが

いる病室に入った。中にいた2名の火の魔人に対して、

セレナとエレナが水球を放出して水球に閉じ込めた。

火の魔人達が水を蒸発する作業間にノアが矢で魔人2人の

額を射抜いた。全員スイレンのスキルを共有していた。


セレナとエレナが母親に抱き着いていた。ヒーラー3人の

救出は2人に任せてノアは診療所の裏から出て屋根の上に

到達。


外にいる、8人の魔人に対し、水の魔人3名が水球で覆って

それを遊星が矢で射ぬいている戦闘に参加して、遊星が狙った

相手以外の魔人を矢で射抜いて行く。


子爵邸に水の魔王、ミラ、スイレン、ライア、フウカ及び

水の魔人達が到着した。他の魔人は討伐が完了したようだ。


子爵邸から火炎の魔人及び火の魔人12人が出て来た。


火炎の魔人が

「水の魔王か、相手にとって不足はねえ、掛かってきな!」

「他の魔人は他を相手にしろ!」


12人の火の魔人達は大きく半円を描くように散らばった。

水の魔人達が水球を放出、他の魔人を倒したのと同じように

水球に閉じ込めて、水球を火の魔人が破壊する前にスイレン、

フウカ、ライア、ミラが弓で額や喉を狙って矢で射ぬいていく。


火炎の魔人と向かい合った水の魔王は向かい合った。

火炎の魔人が切りかかって来た。水の魔人はそれを

受け止める。


火炎の魔人は、切りかかっては受け止められるが、

再度離れては切りかかる。それを繰り返していたが、

剣及び自分の体に炎をまといながら切りかかって来た。

水の魔王は二人の体を水で覆った。火炎の魔人の炎が

消えて、火炎の魔人は口に呼吸が出来る魔道具を加えた。


火炎の魔人は呼吸は出来ても、水の中では水の魔王が

圧倒的に勝る。それでも水の魔王が切っても防具で

傷を与えられない。


剣での小競り合いが続いているところへ、遊星が到着

した。


火炎の魔人が遊星に気を捉えた。水の魔王が切りかかる。

それを火炎の魔人が受け止めて後ろに下がった。


火炎の魔人の顔が苦痛に歪んだ。そして膝をつき、

前に倒れた。


水の魔王は水球を蒸発させた。


遊星、セレナは火炎の魔人を見下ろしながら、セレナの

村の殺された面々の在りし日の姿を思いながら火炎の魔人

を見続けた。


火炎の魔人は2人を苦痛に歪んだ顔で見上げたが、息を

引き取った。


遊星は火炎の魔人の首筋からサソリを手で拾い上げ、

自分の型に乗せた。


遊星とミラだけが水の魔女の家に泊まったが、黒サソリ

の魔女の獣魔であるサソリを借用したのであった。

そして、水の魔王とも遊星を介して念思を共有し仲間

として、火炎の魔人と戦っている間、水の魔王の背中に

隠れて、遊星に注意が行ったところで水の魔王が切り

スキをついてサソリが火炎の魔人の背中に廻り首筋に

毒を注入したのであった。


セレナの村人の仇である火炎の魔人を打ち取って北の

子爵領を奪回して一つ目の目標を達成した。


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