森林の大陸と水の魔女
遊星ら8人は飛竜に乗って森林大陸へ向かった。
この星と森林大陸について、魔法学校に通う5人が
教えてくれた。
「この星の名は、マルシオン」
ノアは遊星の世界での記憶もある程度共有できており、
遊星の世界との対比を交えながら話してくれた。
「この星は地球より直径が数倍ある大きな星である」
「森林大陸は、アジア大陸より大きな大陸である」
森林大陸に向かう途中、西の魔王城の上空を通過した。
四国位ある大きさの島の上空に魔王城が浮遊している。
浮遊している原理は磁場だろうか?
西の魔王城から200~300km位飛んだろうか
森林の大陸が見えてきた。近づくにつれ見渡す限り
森林が続いている。
ー魔法学校ー
ノアが
「魔法学校はこの大陸に数多くあります。女性だけも、
男性だけも、男女共学もあります、6年制で、
遊星の世界なら中学高~高等学校でしょう」
「人間の学校も、魔人の学校も、魔女の学校も、
エルフの学校も、獣人族の学校も、多種族が通う
学校もあります」
「魔法学校の上には魔術学校があります。魔法学校が
基礎魔法から始まり実践教育なら、魔術学校はより
学術的に魔法を高める学校で、遊星の世界なら
大学と呼べるでしょう」
「魔術学校を卒業すると魔術師と呼ばれ、魔法を
教える資格も得られます」
「また魔導研究所などがあって、魔法を活用して
役に立つものを開発しております」
「魔法学校に寄ってみましょう。あの巨大な気が目印
です」
巨大な木の横を通過すると、巨大な庭園の中に立派な
建物が見えた。
「ここは女子学校ですが、魔人も、人間も、獣人族
等、多種族が学んでいる学校です」
「私の担任の女魔術師に会いに行きましょう。
遊星はスイレンのスキルで女魔人に変身した」
一行は、ノアの担任の部屋に入り、担任の前に立った。
ノアは挨拶をした後、一行の紹介をすませ、スイセンに
遊星の変化を解かせた後で、これまでの事を詳細に説明
した。
北の魔人の防具について話すと、
担任の女魔術師は
「魔導師の仕事でしょう。但し、魔導師は暮らしを良く
する為の研究をしており、戦争の為の道具は作らない
と思います」
「可能性としては、平和を嫌い殺略こそ美学と魔導研究
所を飛び出した魔導師達がいました。7人の男魔導師
でしたので闇の7魔導士と呼ばれています。おそらく
この7人の中の1人か複数人だと思います」
「闇の7魔導士が力を貸しているとなると厄介ですね」
遊星が、
「雷の魔人、風の魔人は難しい。水の魔人であれば戦え
ると考えるが、水の魔人が仲間になった事は予想して
いるだろうし、対策済みかもしれない」
「まだ、北の子爵領の魔人達が防具の件を我々は知って
いるとは思わないので何か考えるが、もし北の子爵領
の魔人達を討伐できたとして、北の魔王は更に防護服
を強固にするかもしれないし」
担任は
「残念ですが、私には良い案は浮かびません。何か思い
つけば連絡しましょう」
ここで女魔人ミラが口を開いた。
「打開策があるかもしれません。私が案内します」
ノアが担任に
「ありがとうございました。これで私たちは退出します」
「少し、校内と、私たちの寮も案内します」
担任は、
「遊星さんは、女魔人に変化して行ってくださいね」
遊星が
「そうですね、不審者或いは痴漢として大騒ぎになり
追い出されるでしょうから」
担任は
「いえ、囲まれてしゃぶりつくされるかもしれません
から、特に発情期の獣人族の娘には気を付けた方が
良いですから」
テラが
「遊星だったら、我慢できないもの」
セレナが
「淫乱聖女が」
ノアが
「さあ、行こう」
長期休み中なので、帰省したりして人は少なめだった。
休みでも全員帰ったわけではないので、食堂は少人数
で運営していたので食堂で食事をした」
「女獣人たちが鼻をひこひこしながら周りを見回して
いる」
スイレンが
「見た目は変わっても匂いまでは、獣人は危険ね」
食事後、女子寮のノア達の部屋を除いた後、飛竜に
乗って、魔法学校を後にした。
ー水の魔女ー
女魔人ミラが乗った青竜の後をついて一行は青竜で
ついて行く。
ミラが
「魔女の都市に行きます。スイレン、魔人メンバーは
人間の姿にしてください」
魔人達の角が無くなって、人間の姿になった。
暫く飛んでいると、山々が見えてきた。ふもとには
大きな湖がある。山々の後ろには煙が見える。
ミラが、
「魔女の王国が見えてきました」
「目の前の森林も湖も山々も煙を出している火山も
魔女の王国の領域内です」
「そしてあちらに見える城門に囲まれた都市が魔女の
王国です」
広大な範囲で城壁に囲まれた都市が見えた。
ミラが、
「先ずは水の魔女の家に行きましょう。
湖に行きましょう」
一行は水の魔女の家に到着した。青竜が庭に降りる
と、家の中から一人の美しい女性が家の中から現れた。
水の魔女にミラが飛びついた。水の魔女がミラの頭を
なでる。
スイレン以外、遊星をはじめ一行は驚いている。
ミラが言った。
「水の魔女さんです、私とは遠からぬ縁があります。
今日は長距離移動したので、飛竜も疲れたでしょう」
「ここには大勢は止まれませんので、馬車が迎えに
来ますので、私と遊星さんを除いては魔女の王国の
ホテルに泊まってください」
妻達は声を揃えて
「エッ?」
ミラが、
「水の魔女さんと秘密の話があります。城門通過許可や
宿泊先のホテルについては、水の魔女さんから手配を
済ませております」
ミラと遊星を除いた一行は馬車に乗って魔女の王国に
向かって行った。
水の魔女、ミラ、遊星が手を振って見送った。
馬車が見えなくなってから、3人は家の中に入った。
魔女の王国に向かう馬車の上を、水の魔女の家に
向かって、一人の魔女がホウキに乗って空を飛んで
行った。
ー魔女の王国ー
広大な都市であった。女性が殆どであったが、
男もいた。
スイレンはミラと一緒に来たことがあるが、他の
メンバーは初めてであり、見るもの聞くものに対し
びっくりしている。
セレナが
「絵本で見たことがあるけど、魔女は本当にホウキ
で飛ぶんだ」
「ホテルで蠟燭ではなくて、スイッチで明かりが
ついたのもびっくり」
「女性ばっかりかと思ったら、男もいるんだ」
スイレンが
「魔女の都市にも、商人や冒険者がくるし当然男も
きます。そこで魔女と仲良くなれば、結婚して
ここに住み着くこともありますから」
テラが
「ところで、魔女は魔法学校へ行くの?」
スイレンが
「ここにも魔法学校、魔術学校、魔導師学院、
魔導研究所等があります」
「魔導研究所には男性の魔導師もいます。
夫婦で働いているものもいます」
一行はウインドーショッピングを楽しみ、
お昼にレストランで昼飯を取っていると、
遊星とミラが現れた。
ー魔物の森ー
ミラが、
「魔物の森にパワーを得る為に出かけましょう」
一行は2台の馬車に分かれて水の魔女の家に出向き
そこから、飛竜に乗り湖の山側河口付近に向かった。
そして湖の河口付近に飛竜を下した後、森の中に入って
行った。
遊星らはサーチ能力を使いながら森の中を進む。
ミラが
「この森は魔物が多いのでご注意ください。
滝付近の森まで行けば、目的の魔物が
います」
「それまでに、役立つスキルを持つ魔物がいれば
よいのだけれど」
最初に現れた魔物はワイルドボアだった。
相手は5頭、こちらは8人。
遊星が
「セレナ、エレナ、テラ、ノア、ジャッジメントで
対応」
ワイルドボアが遊星達に向かって突進してきた。
全員とも一度左右に飛んでよけたのち、
ワイルドベアが方向を変えて再度向かって来ようと
するところをジャッジメントの弓で射抜いた。
害獣であり、絶命するかと思っていたが、以外にも
5頭とも生きていた。全員と思念を共有しスキルを
共有した。
遊星が
「剣で戦っている時に体当たりで突き飛ばす程度
には役立つだろう」
ワイルドボアとは始終関係を結び、魔女達の農園
で害獣を追い払うのに使おうと考え、この付近に
待機するように指示した。
更に奥に入って行くと、多くの魔物を感知した。
50匹以上はいそうだ、ミラが恐らくフォレスト
ウルフでしょう。仲間で狩りをします。
ミラが
「こちらは8人ですから、1人7引きずつ倒せば
良いかと」
遊星が
「それでは1人目標7匹、倒し方は夫々に任せる」
全員散らばった、
先ず、フウカ目の前に3匹、後ろに2匹のウルフ、
武器を持っていないのを確認した前方の3匹が
襲い掛かって来た。
フウカは蔦で絡めた後、風の刃で3匹を倒した。
後ろの2匹は警戒して左右に分かれたが、蔦で
絡めた後、風の刃で切り裂いた。
ライアにも前に3匹、後ろに2匹に囲まれた。
ライアは3匹に放電し、後ろを向いて同じく
2匹に放電する。感電している5匹を腰に差
した剣で倒していく。
スイレンとミラの周りを10匹のウルフが取り
囲む。スイレンとミラはお互いを見て頷いた後、
前に伸ばした両腕を左右に180度、二人合わ
せて360度方向に水魔法を展開して、上方に
手を挙げると周りのウルフ達すべてを含め大き
なドーム状水球の中に閉じ込めた。ウルフたち
は動きが緩慢になった、スイレンとミラは1匹
ずつ剣で仕留めて行った。
遊星、セレナ、エレナ、テラ、ノアは瞬間移動
を交えながら、ウルフを一匹ずつ剣で切り裂い
ていき20匹くらい倒したところで、残りの
ウルフは逃げて行った。
ミラが
「遊星逃がさないで!」
遊星達は慌てて俊足や瞬間移動を用いて負いかけ
て残りの9匹のウルフを討伐した。
周りが暗くなってきたので、少し開けたところ
で焚火を焚いて、途中で3匹のウサギ系魔物
を討伐したので夕飯用に焼いて、しおで味付け
して食べた。
その後、見張り番を2人として、交替で寝た。
遊星が見張り番の時にスイレンが近づいてきて、
遊星にキスをしてきた。
朝を迎えると一行は更に奥に進んで行く、暫く
歩くと滝の音がする。
ミラが、
「この辺の洞窟があって、そこをねぐらした
家族がいるはずです」
セレナがサーチして、
「少し先に行った先に洞窟があって、そこに
3体いるようです」
遊星と妻達は、その魔物が見えるところに
行くとジャッジメントの矢を射った。
魔物の家族と全員スキルを共有したので
立ち去ろうとすると、上空から水の魔女が
ほうきに乗って降りて来た。
水の魔女が
「私も共有させて」
遊星は魔物の家族と水の魔女ともスキル共有の
思念伝達を行った。
水の魔女が
「目的も果たしたでしょうから、私の館にに行き
ましょう」
と言って、滝の上に飛んで行った。
遊星が
「方角が反対じゃないか?」
ミラが
「滝があると言う事は?」
遊星が気づいて
「滝の上に湖がある」
ミラが
「水の魔女の本当の館はこの上にあります」
遊星が
「最初から、この上の館からスタートした方が早かった
のではないか?」
ミラは
「目的の家族を仲間にするためには必要な事でした。
あおの家族は子育てするのにあのウルフたちに
悩まされていた」
「そのウルフたちを、私達で簡単に退けた事から、あの
家族は降参する覚悟だったと思います。そして敵意処
か友好的な遊星を見て直ぐに従う事にしたのです」
「それがなければ、子供を守るために、私達に戦いを
挑んできたことでしょう」
遊星達は、滝の上の魔女の館へ向かった。
この湖には多くの魔物達が住んでいるとの事である。
一行は、泊まって翌日王都に向かう事にした。
女たちで御馳走を作り、楽しくおしゃべりしながら
夕飯を平らげ、入浴を済ませた後、夫々の寝室に
案内された。
真夜中に、遊星の部屋にフウカが訪れた。
翌朝、一行は王都に向けて出発したが、
途中で西の魔王城に出向いて、西の魔王妃で
ある魅惑の魔女に誘われて、西の魔王城で
一泊する事になった。
夜中、遊星の部屋にはライアが入って行った。




