子爵領侵入
ー東西南北の子爵領が陥落した頃ー
遊星と気配を感じさせない女性が遊星の部屋に
入ってから、
テラとセレナは2人だけで食事を取っていたが、
「彼女は、何者?」
「危険は感じなかったけど、気配を隠ぺいする能力が
ありそうだから、本当に安全かは分からないけど
大丈夫だかしら?」
2人は、少し心配になった。
2時間くらいたって、いよいよ心配になった
2人は、遊星の部屋に向かおうとしたところで、
彼女が階段を下りて来た。
彼女が言ってきた。
「テラさん、遊星さんが部屋に来て欲しいそうです」
テラとセレナが同時に聞いた。
「一人だけ?」
彼女が答えた。
「はい、一人ずつ来て欲しいそうです」
女性が、昼食を取りだしたのでセレナはしばらく
見ていたが、昼食が終わったのを見て、彼女の
テーブルに向かった。
セレナが彼女に話しかける。
「貴方は、何者なの?遊星に何を話したの?」
彼女は言った。
「私はノア。それ以外の事は遊星さんがお話に
なります。それまでは何を聞かれてもお話し
できません」
そして、テラが階段を下りてき。
「セレナ、遊星が待ってます」
少し暗くなってきた。遊星達は軽い夕食を済ま
せており、出発した。
遊星の赤竜にはノアが乗り、セレナの赤竜にテラが
乗った。
テラが言った。
「遊星の赤竜に乗りたかったのに」
セレナが言った。
「この恋バカ聖女は、空中で落としてあげる」
ホテルにて遊星の部屋でノアに話を聞いた。
真姫ノアは北の魔王の娘で、母親は癒しの魔女
との事。母親が癒しの魔女と言われる理由は、
眠りを誘う魔法で眠り誘い、幸福な夢を見させる
魔女であるが、あまり広範囲に眠らせる事は出来
ないとの事ではある。
母親は10m範囲の相手なら触れずとも眠らせる
事が出来るが、ノアは体に触れないと眠らせられ
ないとの事であった。
又、瞬間移動、これは近い距離を瞬間転移する
スキルだが最初に遭遇した魔人が使えていた様に
北の上層魔人達は出来るそうで、ノアも出来ると
の事であった。
すなわちノアは、気配を消して瞬間移動(近距離
転移)して、相手に触れる事により眠らせる事が
出来る。
遊星とノアはスキルを共有する目的もあるが、
運命を感じてキスをして愛を交わした。
そして、遊星とノアはスキルを共有した。
【赤井遊星】
年齢21歳、身長182cm、出身は地球、
家族は両親と妹、妻4人、黒髪ヘア
オリジナルスキル:短期間で理解出来る言語能力。
多数の生き物とスキル共有。
女性から得たスキル:ジャッジメントの剣・弓
気配隠ぺい、気配サーチ能力、
力量サーチ、毒感知
高位ヒール、瞬間移動、
眠り付与、火
スキル共有した生物:(現世)サメ、ライオン、
黒豹、チータ、リス、
タカ、犬、猫
(異世界)赤竜、一角獣
【真姫ノア】
年齢20歳、身長162cm、出身地は異世界・北魔王城、
家族には父は没、北魔王妃と兄(現北魔王)と弟。
赤髪セミロング。
遊星と共有した能力:動物・魔物とのスキル共有。
短期間で理解出来る言語能力。
気配サーチ能力、力量サーチ、俊足
毒感知、高位ヒール
オリジナル能力:気配隠ぺい、眠り付与、瞬間移動、火
スキル共有の異世界生き物:赤竜、一角獣
【村娘セレナ】
年齢16歳、身長157cm、出身地は異世界・村、
家族には両親と姉、薄茶ショート。
遊星と共有した能力:短期間で理解出来る言語能力。
多数の生き物とスキル共有。
ジャッジメントの剣・弓
気配隠ぺい、ハイヒール、
瞬間移動、眠り付与、火。
オリジナル能力:気配サーチ、力量サーチ、毒感知、俊足
スキル共有の異世界生き物:赤竜、一角獣
【聖女テラ】
年齢23歳、身長164cm、出身地は異世界・王都、
家族には両親と妹(新聖女)、白金髪ロングヘア。
遊星と共有した能力:動物・魔物とのスキル共有。
短期間で理解出来る言語能力。
ジャッジメントの剣・弓
気配隠ぺい、気配サーチ能力、
力量サーチ、毒感知
瞬間移動、眠り付与、俊足、火
スキル共有の異世界生き物:赤竜、一角獣
この能力を、更にホテルでテラとセレナとも共有したの
であった。
北の魔王についての情報は、
セレナの父であった北の魔王が死んで、癒しの魔女で
ある魔王妃と、現北の魔王で業火の魔王と呼ばれる兄と、
ノアと、心優しき弟がいる。
亡くなった父親は、兄が残酷なので弟に後継者にした
かったが、力のある兄が無理やり後継を勝ち取った。
ノアは兄が嫌いで、今は、母の出身地である森の
大陸にある魔法学校の寮に住んでいる。ときどき
人間の王都や貴族領地を訪れて楽しんでいた。
気配を消す能力は北の魔王城に住んでいた小さい
ころに、兄から見つからないようしている内に
身に着いた能力との事。
セレナの母がヒーラーとして連れていかれたのは、
東西南北の奥方は全て魔女であり、森の大陸の
魔女の国を離れて結婚したがっている者たちが
結構いて、彼女らは魔王の元に来て結構したと
の事である。
東西南北の魔人達は攻撃スキルは優れているが、
ヒーリング能力が乏しく、奥方の魔女達が、
下級魔女でヒーラーが出来る者たちを集めて
連れてきているとの事である。
業火の魔王が人間のヒーラーを殺さずに連れ帰って
いるのは、ノアの母親が戦いを認めずヒーラー達
協力させずに囲っている事から、ヒーラー不足に
よるものである。
業火の魔王が母親を手を出さないのは、もしかする
と父親を暗殺したのが長男かもと言われており、
ここで母や弟に手を出したらクーデターが起こる
危険性があるので単に幽閉している事からである。
ー東の子爵領へ侵入-
東の子爵領の城壁から視覚になる場所に赤竜を
下降させて降りる。
周囲は薄暗くなっていた。
遊星のミッションは魔王により陥落した子爵領内に
侵入して状況調査を調査するだったが、
遊星達は、飛竜達を連れて帰る計画をしていた。
遊星達は、サーチの能力で場内の魔人の配置を確認
すると、子爵領城壁上四方に分散して四人の魔人が
監視役として配置されている。
遊星が
「作戦通りに行動開始」
遊星、セレナ、テラ、ノアは四方に分かれた。
夫々は、気配隠ぺいしながら、四方の兵士がいる
城壁下にたどり着くと、念波を使用して、一斉に
城壁上に転移し、魔人の背にタッチして眠らせ
た。
その後、四方に繋がれている青竜達にジャッジメント
の矢を放つ、体を地面につけて休んでいた竜達だった
が、体を起こして上方を見上げたが、その後舌を向い
て穏やかになっているのが伺えた。
遊星達4人は、全ての竜1匹ずつの額に手をあてて
思念を共有していき仲間にしていった。
町の中を眺めると、建物は無傷、倒れている人は
おらず戦闘があったとは思えない程静かで奇麗で
あった。
セレナは、エレナがどうしているか気になった。
サーチを使うと牢獄のある方向を眺めた。
セレナをサーチした生きている事が確認できたので
青竜達を連れて飛び去った。
ここでの目的は達成したので王城に一旦戻った。
ー西の子爵領へ侵入-
一旦、王宮に戻った後、遊星、セレナ、テラ、ノアは
全員別々の青竜に乗って出発した。
周辺は、かなり暗くなってきていた。
西子爵領近くに青竜を降下し念波で指示し待機させた。
4人は気配を消して城壁下に着いた。
サーチすると東の子爵領と同様に四方に1人ずつ魔人が
配置されていた。
「どこも同じか、東と同様に行こう」
遊星達は、四方に散らばって全員配置に着いたのち
一斉に転移して魔人の後ろに現れて体を触り眠らせる。
その後、四方に繋がれている黄竜達にジャッジメント
の矢を放つ、大人しくなった黄竜達の額に4人は手を
あてて次ぎ次に仲間にしていく。
テラは周りを見渡す。建物は無傷。死体はなく、戦場
になったとは思えない頬度ここもきれいであった。
テラは黄竜を連れて飛び去った。
ー南の子爵領へ侵入-
再度、王宮に戻った後、遊星、セレナ、テラ、ノアは
今度は全員別々の黄竜に乗って出発した。
南子爵領近くに黄竜を降下し念波で指示し待機させた。
西同様に4人は気配を消して城壁下に着いた。
サーチする他の子爵領と同様に四方に1人ずつ配置。
「どこも同じか行こう」
遊星達は、四方に散らばって全員配置に着いたのち
一斉に転移して魔人の後ろに現れて体を触り眠らせる。
その後、四方に繋がれている緑竜達にジャッジメント
の矢を放つ、大人しくなった緑竜達の額に4人は手を
あてて次ぎ次に仲間にしていく。
ノアは周りを見渡す。建物は無傷で、死体はないが、
自壁上もそうだったが、路上にも敷石上のあちこちに
穴があって戦場の形跡はあった。
ノアは緑竜を連れて飛び去った。
ー北の子爵領ー
再度、王宮に戻った後、遊星、セレナ、テラ、ノアは
全員別々の緑竜に乗って、最後の目的地である北の
子爵領に向かう事にした。
子爵領に向かう途中に通過した村や男爵領は燃やされて
壊滅していた。
北子爵領近くに緑竜を降下し念波で指示し待機させた。
他同様に4人は気配を消して城壁下に着いた。
サーチする他の子爵領と同様に四方に1人ずつの配置。
「ここも同じだが、他以上に慎重に行こう」
遊星達は、四方に散らばって全員配置に着いたのち
一斉に転移して魔人の後ろに現れて体を触り眠らせる。
遊星が気になったのは、魔人達の来ている防具だった。
「強化ゴムか?」
遊星は、魔素で短剣を創り出して防具に突き立てるが、
短剣を通さない。
「これは厄介だ」
その後、四方に繋がれている赤竜達にジャッジメント
の矢を放つ、大人しくなった赤竜達の額に4人は手を
あてて次ぎ次に仲間にしていく。
遊星は周りを見渡す。建物は殆ど無傷ではあるが、
あちこちに人骨が転がっていて。町中人間が焼かれた
匂いがする。
遊星はサーチを使用して人を探すが、魔人だけで人の
気配はしない。
セレナに念波で確認する。
「母親はいないか?」
セレナがサーチすると、
「病棟らしきところに母がいます。その外にも2人の
ヒーラーと思われる人間がいます」
遊星が
「サーチ能力はセレナにはかなわないな、
病棟にいる魔人は何名だ?」
セレナは
「2名です」
遊星は
「少ないな、あの防具のせいか」
念波で
「皆戻るぞ」
ヒーラーを除いて全員殺された事に対して、
遊星は、改めて火炎の魔人に対して怒りを
覚えるのであった。
「許せない」
遊星達は赤竜を連れて飛び去った。




