相談相手は意外といいやつ
…そこからは何も覚えていない。唯一覚えているのは俺の叫び声を聴いた近隣住民が警察に連絡してくれて、質問攻めされたことだけだ。到底俺がなにを言ったのかも忘れた。おかげさまで安心して曲を聴くことができなかった。いや、それどころじゃないな。唯一、俺の頭にストーカーについて印象が残っていること。それは、、、
「あの女、可愛いな」
数日後、事件からの気分転換ということで南野と二人でカラオケに行くことにした。理摺無は用事があるらしく誘えなかったが。
ちなみに南野にりりたんを語るためにりりたんグッズ×30持ってきた。もちろん、南野に「お前大丈夫か?ストーカーのせいで頭おかしくなったか?」とガチの顔で心配されたことはスルーしておこう。
カラオケの帰り、南野に事件の詳細をこと細やかに伝えた。
「うーん…もうその女、春日井のこと大好きだな。よし、付き合え!」
「え!?なんだよ、南野に相談しても意味ねえな」
「冗談だよww」
南野はうーんと考えた後、真顔でこう言った。
「もう警察に相談するしかねぇな。そうでもしないと犯罪に巻き込まれるぞ」
「んだね」
「春日井が犯罪に巻き込まれたらおもしろそーwwって嘘だよ痛い痛い!!」
俺は心に決めた。ストーカーのことを警察に言うと。やっぱり南野に相談してよかった。さすが俺の親友だ。
ーしかし春日井は後程、遊びに行ったことを後悔するとは思っていない。
もちろん今日がミトドリ3周年記念日であり、リアタイ限定ライブがあったということに気づいてもいなかった…
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