表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/93

チートな能力

スープの指導はすぐに終わった。

野菜の切り方や出汁の取り方を教えただけだし。

ずっとタヌキが恨めしそうな目で見てたが。

女生徒はセンスがあるのか、少し教えただけで上達したのでちょっと悔しい。


夜になったので後は寝るだけ。

タヌキを護衛代わりに女生徒の所に行かせている。

さすがに貴族のご令嬢なので馬車で寝てもらい、俺はテントだ。

それでも一人用のテントなので、優遇されている。


さて、今の内にステータス確認だね。


----------------------------------------------------------


名前:真島卓也

年齢:21

職種:役者

レベル:22

経験値:888(2650)


HP:89(89)

MP:56(56)

筋力:44(44)

耐久:62(61)(+1)

魅力:35


称号:最低条件をクリアした男


能力:鑑定(Lv.3)・ステータスの説明書・入れ替え・取得経験値10%UP・経験値具現化

   ポイント操作・クリアテンプレ閲覧・レベルアップ操作・話術(Lv.1)・使用魔力半減


魔法:水魔法(Lv.2)・火魔法(Lv.2)・土魔法(Lv.2)・風魔法(Lv.1)・時空魔法(Lv.1)


耐性:麻痺耐性(Lv.1)・毒耐性(Lv.1)・石化耐性(Lv.1)・寒さ耐性(Lv.1)・暑さ耐性(Lv.1)

   熱さ耐性(Lv.1)


職種:狩人(登録中)・商人・役者・ストーカー


イベント:24/300


----------------------------------------------------------


よし! ちゃんと増えてるな。

やはり美少女が料理下手ってのはテンプレのようだ。


得た能力は……使用魔力半減、か。

やっとチートっぽい能力が手に入った。


つまり『シェーブ(Lv.2)』を使うと普通はMP4消費だけど、2で済むって事だね。

逆に考えれば、MPが倍になったと同じ事だ。ありがたい。


王都での用事が終わったら、早く学校に戻りたいな。

色々な魔法を知りたい。使用魔力半減なんだから尚更だ。

学校に居る内に入手したかったわ。




翌日。

昼過ぎには新たな村に到着。

今日はここで一泊するらしい。

この村は契約してないらしいので、商人さんは行商みたいな事をしている。

俺達は居ても邪魔なだけなので、村の中を散歩する事にした。


「ん~、普通の村だね」

「そうですね。でも王都から近いから良い暮らしみたいですね」

「そうなの?」

「ええ。ここは王の直轄地になっていますので。

 他の領とは違うと思います」


ふ~ん。そんなものか。

まぁ、領ごとに領主が決めた法律があるんだもんな。

確かに暮らしにくい所もあるだろう。

って思ってたら少し違うらしい。

どうも直轄地だと、税金が安いそうなのだ。

単純に考えれば、税金が1割。他の領だと、それに加えて領の税金が1割。合計2割。

そんな感じらしい。税率は適当だけど。


確かに税金は安い方が良い。

国の為なんだけど、なんか無理矢理取られてる気がするんだよなぁ。

日本に居た時なんか特にそうだった。

無駄に使うなら払いたくないって常に思ってたね。


そんな事を考えながら散策してたら、こちらに村長が走ってきた。

村に入った時に、貴族の御令嬢だからと挨拶しておいたんだよね。商人が。

しかし、どうしたんだろ?


「フェンリー様、お父上からお手紙が来ております」

「父からですか?」

「はい。こちらでございます」


お父さんはどうやってここに居る事を知ったのだろうか?

と疑問に思ったので村長に聞いたら、簡単な話だった。

ただ単に王都から学校のある街へ送っただけ。

道中でたまたま居る事を知ったから渡しただけなんだってさ。

ちなみに配達員は狩人。狩人の組合が郵便配達も受けてるらしい。


それにしても何の手紙だろうか?

十中八九、今回の王子の事だろうとは思うけど。

次話は10日の17時に投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ