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ヤバい事実

すみません!

この話が抜けてました!

慌てて投稿です!

俺の考えた作戦は実に簡単。


夜になってから商人さんが領主に手紙を出すのだ。

内容は、やっぱり自力で捜査しますという物。

それを受け取る人や領主への進言をする人を見つけるのだ。


で、何で夜かって言うと、タヌキの本領発揮の時だから。

持ってる能力に『夜目(Lv.5)』『隠密(Lv.4)』があるからね。

闇夜に潜んでの侵入は楽だろう。

人間では通れない狭さの所も大丈夫だろうしさ。


もし色々バレても、タヌキと手紙を出した商人さんが恨まれる。

俺は安全。逆恨みで街を出る事にはならない。

完璧。


自身の部分は話さずに商人さんに説明した。


「なるほど。では周囲の怪しい人には監視を付けましょう。

 それによって動く人は内通者の可能性がありますからね」

「そうですね、それが良いと思います」

「ではヤクヤさんもお願いしますね」

「えっ?! 俺もですか?!」

「またまた。それが判っていて昼寝をして居たんでしょう?」


くっ! 俺の暇つぶしの昼寝をそう捉えるとは!

ゴロゴロしてただけなので、反論出来ない!

おのれ、孔明!




夜。作戦は実行された。

俺の担当は兵舎。出入りする人を監視している。

夜勤の人は出ていったし、交代した人は帰ってきている。

日本と違い、夜に買い物する所も飲み屋もやってないので、出る人は居ない。

だから出入りする人を見つけるだけで良い、簡単な仕事です。


…………そんな訳がない!

まだ夜は寒いし、一人で監視してると暇だし。


フラグで言うと、俺の所に何か起きるんだよな。

勘弁して欲しいが、神様が見てれば……ヤバいかも。




朝まで粘った結果、俺の所は何も起きなかった。

良かった。いや、良かったのか?

ま、兵士が内通者じゃないって事が判っただけでも良いと思う。

タヌキの結果待ちだね。


宿に戻ると、商人さんが待っていた。

どうやらタヌキは既に戻っているようだ。

部屋に戻ると会議が始まった。会議?


「もっとヤバい事態でした……」

「えっ? どういう事です?」

「今回の事態の黒幕は、どうやら領主だったようです」

「……えっと、領主が共犯だったって事ですか?」

「いえ、領主が主犯のようです」


領主が主犯?!

大問題じゃないか!

それ、どうやって解決するの?!

ほら、領主って貴族でしょ? 領主が領内では法律だ!って事になるでしょ?

捕まえられないじゃないか。

つまりは解決しないって事?!


「どどど、どうするんですか?!」

「さすがに私一人では解決出来ない事案です。

 他の領主に相談しましょう」

「でも出る時に襲われるんでしょう? どうやって突破するんです?」

「うちの護衛に行ってもらいましょう。馬を用意して速度重視で突破します」


まぁ、領主が相手なら他の領主じゃないと無理だよな。もしくは王様。

ラノベの主人公なら自身で対抗するんだろうけど。

いやぁ、俺には無理だね。

まず能力が無いし。

そもそも法律に詳しくないので、何処までがOKでどこまでがNGか判らない。

勝手に日本のつもりで行動して捕まりたくない。

ラノベの主人公って、異世界の法律に詳しいのかな?

あっ、違うわ。事後承諾で他の権力者に助けてもらってるわ。


事後承諾、良い言葉だ。

助けてもらえるか不明なのによくやるよ。

常に事後承諾可能って判ってれば、行動するのに。

ウソです。行動しません。

安全第一です。

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