表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第10巻 最終章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/95

第3話「創造の理論」

「では、新たな宇宙の創造に向けた、最終的な理論構築を、始めましょう」


 レンは、集まった仲間たちと共に、これまでの旅路で得た、全ての知識と経験を、一つの理論体系へと統合していく作業に取り掛かった。


「光速、重力、空間――この三つの根源的な法則の理解が、まず土台になります」


 レンは、これまでの研究成果を、丁寧に説明していった。


「そして、それらの法則が、単なる“物”ではなく、存在同士の“繋がり”を規定する約束事である、という理解が、新たな宇宙を形作る上で、最も重要な鍵になるはずです」


 ドルシスが、静かに頷いた。


「わしの故郷が失敗した理由――それは、力による支配、あるいは画一的な効率化に、偏りすぎたことにあった。お前が創る宇宙は、その過ちを、繰り返さないものになるはずだ」


「はい。俺が目指すのは、力の支配でも、画一的な効率化でもない、多様性を尊重しながら、共に成長していける宇宙です」


 ヴェルミナが、静かに理論式を確認しながら、頷いた。


「零崎殿の理念、これまでの旅路の全てに、一貫して流れていましたね。地上の五大勢力の和解、機械文明との対話、虫族連合との対峙、そして高次元の存在との調和――全てが、この最終的な創造理論に、繋がっているように思います」


「はい。皆さんとの出会い、そして積み重ねてきた経験、その全てが、今の俺を作ってくれました」


 こうして、レンは、これまでの旅路の集大成となる、新たな宇宙創造のための理論を、着実に構築していった。


 宇宙管理AIからも、これまでの創生の記録を踏まえた、詳細な助言が届けられた。


『貴殁が創る宇宙は、単なる“複製”であってはならぬ』


「はい、分かっています」


『貴殿自身の理解、貴殿自身が積み重ねてきた在り方――それを反映した、全く新しい可能性に満ちた宇宙を、創造してもらいたい』


 レンは、深く息を吸い込んだ。


「必ず、成し遂げます」


 数ヶ月にわたる、これまでで最も深く、そして壮大な準備期間を経て――レンは、ついに、新たな宇宙創造のための、最終的な理論を完成させるに至った。


「これで……準備が整いました」


 レンの言葉に、集まった全ての仲間たちが、静かに、しかし確かな決意を込めて頷いた。


「レン、いつでも始めていいぞ」


 ガイウスが、力強く声をかける。


「あんたなら、必ずできる」


 レティシアも、まっすぐにレンを見据えた。


「皆さん……本当に、ありがとうございます」


 こうして、レンは、これまでの人生の全てを賭けた、最終的な挑戦――新たな宇宙の創造へと、いよいよ足を踏み出す時を迎えることとなった。


(第4話へ続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ