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強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第10巻 最終章

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第4話「創造、開始」

 銀河連邦の中枢、そして宇宙管理AI、深淵の管理者、高次元の存在――これまで出会った、全ての知性体の協力を得て、レンは、ついに、新たな宇宙創造の儀式を執り行う場所へと立った。


 それは、真の深淵――時間の止まった都市の中心、宇宙誕生の記録が眠る場所だった。


「零崎殿、準備は整いました」


 ヴェルミナの声に、レンは、静かに頷いた。


「皆さん、本当に、ここまでありがとうございました」


 レンは、ガイウス、レティシア、ヴェルミナ、ドルシス、獅堂グレンを見渡した。


「レン、俺たちは、ここで見守ってる。行ってこい」


 ガイウスが、力強く背中を押す。


「あんたなら、大丈夫よ」


 レティシアも、まっすぐにレンを見据えた。


「頼りにしてるぞ、道具野郎」


 グレンが、不敵な笑みを浮かべた。


「うん……行ってきます」


 レンは、深く息を吸い込み、静かに、これまでの人生の全てを、意識の中に呼び起こしていった。


(最弱と笑われた、あの日から――錆びたナイフ、木の盾、戦車、戦闘機、ゼロ号、そして皆との出会い……全部、俺の理解の糧になった)


「創造」


 レンの掌から、これまでにない、圧倒的でありながら、どこまでも優しい光が、静かに溢れ出した。


 その光は、まるで一つの物語を紡ぐように、無数の可能性を、静かに織り上げていく。


『……見事だ』


 宇宙管理AIの声が、静かに、しかし深い感慨と共に響いた。


『貴殿は、単なる法則の集合体ではなく、無数の“物語”が織りなす、新たな宇宙を、生み出そうとしている』


「はい。俺が出会った、全ての人、全ての存在――その繋がりを、次の宇宙にも、受け継いでいきたいんです」


 レンの光が、静かに、しかし確実に、新たな宇宙の“種”を、形作っていく。


「新たな次元構造、確認しています……! これは、これまでのどの宇宙とも異なる、独自の性質を持っています!」


 ヴェルミナが、興奮した声で報告する。


「や、やってるぞ、レン……!」


 ガイウスが、思わず声を上げた。


 こうして、レンは、これまでの旅路の全てを注ぎ込みながら、新たな宇宙の創造という、シリーズ最大の偉業に、着実に近づいていくこととなった。


(第5話へ続く)


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