表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第10巻 最終章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
89/95

第1話「向き合う想い」

 宇宙管理AIから、新たな宇宙の創造という、途方もない選択を告げられてから、レンは、静かに、自分自身と向き合う日々を過ごしていた。


「レン、まだ悩んでるのか」


 ガイウスが、静かに声をかける。


「うん……新しい宇宙を創る、なんて、あまりにも大きすぎる話で」


 レンは、執務室の窓から、夜空を見上げた。


「もし俺が、新しい宇宙を創ったとして……それは、本当に、正しい選択なんだろうか」


「レン」


 レティシアが、静かに隣に腰を下ろした。


「あんたは、いつも、自分一人で背負い込もうとするのね」


「そんなつもりは……」


「ないつもりでも、そうなってるわよ」


 レティシアは、まっすぐにレンを見据えた。


「新しい宇宙を創るかどうか、それは、あんた一人の決断じゃなくていいと思う。あたしたち皆で、考えればいいことじゃない」


 その言葉に、レンは、はっとした。


「そう、だね……」


 翌日、レンは、これまでの旅を共にしてきた仲間たち、そして各文明の代表者たちを集め、宇宙管理AIから告げられた選択について、率直に語った。


「新しい宇宙を創造する――それは、途方もない可能性を秘めていますが、同時に、途方もない責任も伴います。俺一人では、決められません。皆さんの意見を、聞かせてください」


『我々アルゴス集合体としては』


 集合意志が、静かに応じた。


『貴殿のこれまでの在り方を鑑みれば、その選択もまた、貴殿らしい“調和”をもたらすものになると信じている』


「わしも、同意見だ」


 ドルシスが、静かに頷く。


「レン、お前がこれまで積み重ねてきた理解――それは、単なる力の誇示じゃなく、常に、誰かのため、何かを守るためのものだった。もし新しい宇宙を創るのならば、それもまた、同じ想いの延長線上にあるはずだ」


「あたしも、賛成よ」


 レティシアが、力強く頷いた。


「あんたが、これまで守ってきたもの、大切にしてきたもの――それを、さらに大きな形で、育んでいく。そう考えれば、決して怖いことじゃないと思う」


 ガイウス、ヴェルミナ、獅堂グレン、そして竜族の紅蓮、神族のシズカ――多くの仲間たちが、それぞれの想いを込めて、レンの決断を後押しした。


「皆さん……ありがとうございます」


 レンは、深い感謝と共に、静かに、しかし確かな決意を固めていった。


「分かりました。新しい宇宙の創造に、挑戦してみようと思います」


 その言葉に、集まった仲間たちから、力強い拍手が沸き起こった。


 こうして、レンの物語は、いよいよ、シリーズ最大にして最終的な挑戦――新たな宇宙の創造という、壮大な結末へと向かっていくこととなる。


(第2話へ続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ