表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第9巻 最終強化編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
88/95

第10話「帰還、そして最後の選択」

 高次元の領域との調和を成し遂げたレンたちは、静かに、宇宙へと帰還の途についていた。


「零崎殿、これで、この宇宙の危機は、完全に去ったと言えるでしょうか」


 ヴェルミナの問いに、レンは、静かに首を振った。


「いえ……危機が去った、というより、この宇宙が、これからも成長し続けていくための、新しい在り方が、見つかったんだと思います」


「成長し続ける、宇宙……」


「はい。完成された、静的な存在じゃなく、絶えず変化し、繋がり合いながら、豊かになっていく――そんな宇宙の姿を、俺は見た気がします」


 レンの言葉に、ドルシスが、深く頷いた。


「レン、お前は、本当に、途方もない場所まで、辿り着いたんだな」


「ドルシスさんや、皆の支えがあったからです」


 銀河連邦の本拠地へと帰還したレンたちを、割れんばかりの歓声が迎えた。


「零崎殿、お帰りなさい!」


 多くの仲間たち、そして各文明の代表者たちが、レンたちの帰還を、心から祝福した。


「レン……!」


 レティシアが、真っ先に駆け寄ってくる。


「ただいま、レティシア。……本当に、色々あったよ」


「聞かせて。全部」


 レンは、これまでの経緯――宇宙そのものへの理解、高次元の領域との調和、そして、これから宇宙が歩んでいく、新たな在り方について、丁寧に語った。


「あんた、本当に、すごいことを成し遂げたのね」


 レティシアの言葉に、レンは、静かに首を振った。


「俺一人の力じゃない。皆が、支えてくれたから、ここまで来られたんだ」


 こうして、レンは、これまでの旅路を、静かに振り返る、穏やかな時間を過ごすこととなった。


 だが、ある夜、宇宙管理AIから、思いがけない通信が届いた。


『レン、最後に、一つ、伝えねばならぬことがある』


「なんでしょうか」


『貴殿がこれまで積み重ねてきた理解と成長――それは、この宇宙の枠組みを超え、いずれ、全く新しい“宇宙”そのものを、生み出す可能性を、秘めている』


「新しい、宇宙……」


『貴殿が望むのであれば――この宇宙とは異なる、新たな可能性に満ちた宇宙を、創造することも、不可能ではない』


 その言葉に、レンは、深い驚きと共に、静かに考え込んだ。


(新しい宇宙を、創造する……それは、これまでのどの挑戦よりも、大きな責任を伴う選択だ)


 レンは、これまで出会った、全ての仲間たち、そして全ての文明のことを、静かに思い浮かべた。


「……少し、考えさせてください」


 その答えに、宇宙管理AIは、静かに応じた。


『無論だ。これは、貴殿自身が、じっくりと向き合うべき選択だろう』


 こうして、レンの物語は、いよいよ、シリーズ最大にして、最終的な選択――新たな宇宙の創造という、壮大な結末へと向かっていくこととなる。


(第9巻・完 第10巻へ続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ