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強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第9巻 最終強化編

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第7話「宇宙という存在への理解」

「宇宙という存在そのものを、理解する……途方もない話ですね」


 ヴェルミナが、これまでにない規模の課題を前に、静かに呟いた。


「はい。でも、これまでの積み重ねが、きっと道を示してくれるはずです」


 レンは、これまでの旅路――錆びたナイフから始まり、戦車、戦闘機、宇宙船、物理法則、そして今、宇宙そのものへと至る、長い道のりを、静かに振り返っていた。


「レン、俺たちに、何か手伝えることはあるか」


 ガイウスが、真剣な眼差しで問いかける。


「うん……皆の力が、必要だと思う」


 レンは、これまで出会った、全ての仲間たちの顔を思い浮かべた。


「ガイウス、レティシア、ヴェルミナ、ドルシスさん、グレンさん……そして、ゼロ号。皆が、俺に色んなことを教えてくれた。今回の挑戦は、その全てを、一つに束ねる作業になると思う」


 ドルシスが、静かに頷いた。


「わしの故郷が持っていた知識、全て、お前に託そう」


「あたしも、あんたの理解を、剣の腕で支えるわ」


 レティシアが、力強く応じる。


「俺の剣も、必要な時は、いつでも使ってくれ」


 グレンも、不敵な笑みを浮かべながら頷いた。


 こうして、レンは、かけがえのない仲間たちの支えを受けながら、宇宙という存在そのものへの、最終的な理解に向けた研究を、開始することとなった。


「まず、この宇宙の“始まり”――宇宙管理AIから得た、創生の記録を、改めて読み解いていきます」


 レンは、無から生まれた特異点、そこから展開されていった、時間と空間、そして物理法則――その全てのプロセスを、丹念に理解し直していった。


「この宇宙は、単なる“物”の集合体じゃない。無数の存在が、繋がり合い、関係し合いながら、一つの“物語”を紡いでいる――そんな風に、感じられるようになってきました」


 レンの言葉に、ヴェルミナが、静かに頷いた。


「零崎殿の理解が、確かに、より深い次元へと進んでいるのが分かります」


 数ヶ月にわたる、これまでで最も深い研究の末――レンは、ついに、宇宙という存在そのものへの、根源的な理解に、辿り着くこととなった。


「分かった……この宇宙は、決して“完成された”ものじゃない。今も、これからも、絶えず“成長し続ける”存在なんだ」


 レンの言葉に、宇宙管理AIが、静かに応じた。


『……見事な理解だ、レン』


「ありがとうございます。……そろそろ、次の一歩に、進む準備ができたと思います」


『では、いよいよ、最終段階へと向かう時が来た』


 宇宙管理AIの声には、これまでにない、深い期待が込められていた。


『貴殿の理解を、この宇宙そのものへと――そして、その先にある、高次元の領域へと、向けてもらいたい』


 こうして、レンの物語は、いよいよ、シリーズ最大の局面――宇宙創造という、最終章へと突入していくこととなる。


(第8話へ続く)


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