表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第6巻 宇宙戦争編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
50/95

第2話「銀河艦隊、出撃」

「敵艦隊、最前列との接触まで、あと五分!」


 管制室に、緊迫した声が響き渡る。


「レン、指示を頼む」


 ガイウスの言葉に、レンは深呼吸をしてから、艦隊全体へと通信を繋いだ。


「各艦、聞いてください。数では、圧倒的に劣勢です。でも――一隻一隻の性能は、必ず彼らを上回っています。恐れず、冷静に、目の前の敵に集中してください」


 通信越しに、多くの兵士たちが、力強い返答を返してきた。


「敵艦隊、接触します!」


 虫族連合の艦隊が、視界いっぱいに広がるように姿を現した。無数の生物的な質感を持つ艦艇が、まるで蟻の大群のように押し寄せてくる。


「うわ……なんだ、あの数は」


 誰かが、思わず息を呑む声を漏らした。


「怯むな! 迎撃開始!」


 ガイウスの号令と共に、銀河艦隊が一斉に砲撃を開始した。


 レンが強化した主砲の一撃一撃が、敵艦を次々と撃破していく。単純な数の比率だけを見れば、圧倒的な劣勢のはずだったが、実際の戦況は、想像を超えるものだった。


「て、敵艦、次々と撃破されています! こちらの被害は、軽微です!」


 伝令兵の興奮した報告に、指揮所全体が沸き立った。


「よし……このまま押し切れ!」


 レンは、モニター越しに広がる戦況を見つめながら、拳を握りしめた。


 だが、虫族連合も、ただ蹂躙されるだけの相手ではなかった。


「敵艦隊、戦術を変更! 個艦での特攻を仕掛けてきています!」


「特攻……?」


「はい、恐らく――こちらの艦艇に、直接衝突することで、道連れにする狙いかと」


 ヴェルミナの分析に、レンは緊張を強めた。


「装甲の強度は、十分に確保してあるはずです。落ち着いて対処してください」


 レンの指示通り、銀河艦隊は特攻を仕掛けてくる敵艦を、装甲でしのぎながら、着実に数を減らしていった。


 数時間にわたる激戦の末、虫族連合の第一波は、ついに撃退されるに至った。


「て、敵艦隊、第一波、撃退に成功しました!」


 管制室に、割れんばかりの歓声が沸き起こる。


「や、やった……!」


 レンは、深い安堵の息を吐いた。


 だが、その安堵も束の間だった。


「観測班より緊急報告! 虫族連合の“本隊”が、これより到着予定とのことです!」


「本隊……? まだ、あれは前哨戦に過ぎなかったのか……!」


 伝令兵の報告に、指揮所全体に再び緊張が走った。


「規模は?」


 レンの問いに、伝令兵は震える声で答えた。


「推定、五十万隻以上……!」


 その数字に、誰もが言葉を失った。


 これより、レンたちの戦いは、真の意味での宇宙戦争――想像を絶する規模の決戦へと突入していくこととなる。


(第3話へ続く)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ