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強化倍率∞(インフィニティ)~武器しか強くならない俺が、気づけば○○していた~  作者: 伝説の男前
第5巻 宇宙進出編

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第9話「虫族連合」

「虫族連合について、詳しい情報はありますか」


 レンの問いに、集合意志が、静かに応じた。


『虫族連合は、複数の恒星系を跨いで拡張を続ける、生物的な集合社会である。個体数の圧倒的な多さを武器に、資源のある星系を次々と侵略してきた歴史を持つ』


「個体数……つまり、数の暴力、ということですね」


「はい。地上でのドラケイン帝国軍と、同じ構図かもしれません」


 ヴェルミナが、冷静に分析を加える。


『虫族連合の艦隊規模は、我々アルゴス集合体の推定でも、数十万隻に及ぶとされている』


「数十万……」


 レンは、思わず息を呑んだ。これまで対峙してきたどの敵とも、桁違いの規模だった。


『貴殿らの星系への侵攻まで、推定であと数ヶ月の猶予があると分析している。この間に、防衛体制を整える必要があるだろう』


「分かりました。すぐに、大陸へ戻って準備を進めます」


 レンたちは、集合意志との友好関係を確認した上で、急ぎ大陸へと帰還することとなった。


 大陸に戻ったレンを迎えたのは、待ち構えていた仲間たちだった。


「レン、おかえり!」


 ガイウスが、満面の笑みで迎える。


「ただいま、ガイウス。……早速だけど、大変な事態になってる」


 レンは、虫族連合の脅威について、手短に説明した。


「数十万隻……そりゃまた、途方もない話だな」


「うん。でも、今のうちに準備を進めれば、必ず対抗できるはずだ」


 レンは、これまでの経験から得た確信を胸に、新たな戦力構築へと着手した。


「戦闘機や飛行艦隊の性能を、さらに引き上げる必要がある。それに――」


『マスター、提案がございます』


 ゼロ号が、静かに声を上げた。


『これまでの戦闘機、飛行艦隊の技術を統合し、より大規模な“銀河艦隊”とでも呼ぶべき戦力の構築を、検討してはいかがでしょうか』


「銀河艦隊、か……」


 レンは、その提案に、大きな可能性を感じた。


「分かった。皆さんの力を借りて、宇宙規模の防衛体制を、一から構築していこう」


 こうして、レンたちは、虫族連合の侵攻に備え、これまでにない規模の戦力構築へと乗り出すこととなった。


 ドルシスもまた、これまでの知識を惜しみなく提供し、レンの研究を支えていく。


「レン、この機会に、一つ伝えておきたいことがある」


 ある夜、作業を続けるレンの元に、ドルシスが神妙な面持ちで訪れた。


「なんですか、ドルシスさん」


「わしが、かつてどのような立場にあったのか――そろそろ、話しておくべき時が来たようだ」


 その言葉に、レンは緊張しながら、ドルシスの話に耳を傾けることとなった。


(第10話へ続く)


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