恭子と玲子 vol.089 いつもとは違う雰囲気の中…。
その里奈の言葉に、恭子も玲子も少し頬を赤らめて…。
「さすがに似合ってるね、もんちゃん。」
隼人。
「和さんの右腕だけはあるよ。決まってる、うん。」
「何言ってるんですか、みなさんだって、凄いですよ、俺なんて…全然…。」
夏輝。
「またまた…謙遜するし~もんちゃ~ん。」
クスクスと笑いながらの里奈。
「そろそろ始まりますから中の方に。」
夏輝。
「おっ、いよいよだね。」
隼人。
やがて結婚式のBGMが流れる中、
2階からゆっくりと階段を降りてくる花婿と花嫁。
「和兄ぃ、カッコいい~。ねね、玲子~。」
恭子。
「うんうん。さすがだわ、アンチーフ。すんごい綺麗~。」
玲子。
「やるもんだね~和さん、智香子さん。」
隼人。
「うん。もう完璧だよね。…あっ、あったりまえか。人生、晴れの舞台。」
そう言いながらペロリと舌を出す里奈。
その後、指輪の交換。そしてウェディングケーキ入力。
その時々で和やかに歓談も進んで行った。
そんな中、いつもとは違う雰囲気の中、あまりのしあわせ感にも包まれたのか、
それとも、いつもは飲まないワインのせいなのか、
いきなり恭子の体がふわりと…。崩れるように…。
その時、恭子が感じた、崩れる自分をしっかりと支えてくれた力強い腕。
おぼろ気な意識の中で恭子。
小さな声ではあったがはっきりと…。
「…ありがとう…、もんちゃん…。」
いきなり自分の目の前で崩れるような恭子の体、咄嗟に恭子を抱えて…。
「大丈夫、恭子ちゃん???」
浩二。
「恭子ちゃん!!!!」
そばでメニューを皿に取っていた玲子も恭子に気付き、
「ちょ…、ちょっと…、恭子。恭子!!」
「ちょっと…酔いが回っちゃったかな???」
恭子の体を抱えながら浩二。
玲子、
「コウちゃん、ごめん。」
「廊下の椅子でひとまず休ませよう。」
その浩二と玲子の姿に気付いた、他のゲストと一緒の隼人と里奈。
「えっ!!!」




