恭子と玲子 vol.085 「…いい機会だから。」
「あぁ…、10月の最終日曜日、24日だ。そうか~隼人の耳にも入ったか~。ははは…、黙っててすまん、すまん。」
和人。
「…って…、水臭いっすよ、和さん。何にも教えてくれないなんて…。」
電話の向こうで隼人。
「…って~事は…、当然…。」
「あったり前でしょ、里奈だって…知ってますよ。」
「…だよな~。…って~事は…。」
「当然…、今頃…智香子さんに…。」
「…だよな~。ははは…。」
「申し訳ないっすけど…。和さん、しっかりとお祝いさせて戴きますよ…。」
「…ん…、まぁ…な。…素直に…、うん。戴きます。」
「…で…、当日…時間は…何時から…???」
「午後から、3時に予約してんの…。」
こちらは里奈からの電話で智香子。
「分かった。んじゃ、隼人も和さんに言っていると思うけど…。私たちふたりからお祝いさせてもらうわね。」
「はいはい。ありがとうございます。教えてなくてごめんなさい。ねっ。」
「…っと~、それから…。…いい機会だから、私たちの弟たちも…ふたり…、誘ってくわ。」
「うんうん、いいんじゃないの…。……って…、え――っ!!!」
「…そ…、そっか…。うん。智香が、OKなら…、俺の方は構わんけど…。」
隼人の話に和人。
「あのふたりにも、こういう機会はラッキーですからね。」
隼人。
「もちろん、智香子さんの妹のふたりは…。」
里奈。
「結婚式に、来るんでしょ???」
里奈と隼人。それぞれの電話で…。
智香子。
「…も…、もっちろん…。…来てもらうわ。」
和人。
「…あ…あ~、連れてく…。うん。」
里奈と隼人。
「ニッ。」
「あ~い。」
「…と、言う事で…。」
電話の向こうで隼人と里奈。
「浩二…、和さんと智香子さんの結婚式、お前も連れてく。」
隼人。
「あんたを和さんと智香子さんの結婚式に連れてくから明彦。」
里奈。
明彦と浩二、スマホを耳に…。
「はい…???」




