恭子と玲子 vol.084 「もうすぐ…、結婚しちゃう。」
「…で、和兄ぃも、アンチーフも…もうすぐ…、結婚しちゃうし…。」
玲子。
「えっ、そうなの!!!」
浩二。驚いたように。
「うん。あれ…???…この前、恭子が口滑らせた。」
「…あれ…、そうだっけ…???」
「うそ。もう~信~じらんない。1ヶ月後よ、結婚すんの。」
「へっ…!!!うそっ!!!…隼人さんたち…、知ってんのかな…???」
「…いや…、その…辺…は…???」
「え゛っ、うそ!!!あたっ!!!」
浩二から和人と智香子の結婚を聞いて、
いきなり立ち上がろうとして机に思いっ切り太腿をぶつけた隼人。
「あっち~~~。って~!!!はぁ~~、あのふたり…、結婚~~。いて…。」
「マジで!!!結婚!!!智香子さんが…???和人さんと…???」
目を見開く里奈。
「え~~。知らなかった~~。うっそ~~。そう~だったんだ~。いや…。私…も…。…おばかだね~~。まったく…気付かなかった…。あっちゃ~~、私としたことが…。隼人~。」
「お…、おぅ…。あった~~って~。ふぅ~。」
「はは…、かなり…強く…いったね。大丈夫~???」
「あ~、いや…、ん…。じゃ…、おい…わい…、しないと…。」
「うん…。…あっ、ありがと、浩二。教えてくれて。」
「あ…、あ、はい。」
浩二。
「あ…、そう言えば、この前…恭子…。」
とぼけたように明彦。
「おまえも…、忘れてた…か。」
浩二。
「いや…ははは…。」
小さな声で…。
「1ヶ月後には結婚だって。玲子が言ってたから…、間違いないよ。」
浩二。
「ふ~ん。…で、…で、浩二…、玲子とは…???」
浩二の耳に近寄って、耳打ちするように…。
「ばか、何言ってんだよ、こんなとこで…。」
「えっ!!!早瀬さんに…、喋っちゃった!!!」
お風呂上りに玲子からボソっと言われた恭子。
「…???…って…言うか…。それ…私…前に…口…滑らせた。」
「う…ん…。そうなんだけど…。なんだか…忘れてたみたい。」
「はい…???…う…ん…。…でも…、良いんじゃない。…別に…知られて悪い事じゃないから…。」
「…とは…思うんだけど…。でも…当事者じゃないから…。」
「あ…、あ~~。」




