恭子と玲子 vol.083 「恭子も私も…プライベート…。」
「うそうそ、コウちゃん、うまい、なんで、なんで…、うわっ。ま~たやられた。んもう~。」
玲子。
「玲子…、弱いね~~ん~~。」
ゲームセンターで、画面を見ながら攻略ゲームに夢中になっている浩二と玲子。
「あれじゃ…、敵う訳ない。さては…いっつもやってるでしょ、コウちゃん。」
カフェコーナーで、缶コーヒーを飲みながら浩二に玲子。
「まっ、た~まにね~。どう、ひとりでのバイトも慣れたの…???」
「うん。まぁ~何とかね…。…でも、やっぱりふたりの方がやり易い。」
「そりゃ、そうだろうね。今までふたり一緒にだっただろうから…。」
「うん。でも…、そのお蔭で…、恭子も私も…、プライベート…。」
「プライベー…。ふふ…、そっか…。」
少しだけ浩二、視線を落として、それでもニッコリと…。
「恭子も…もんちゃんと…。」
「えっ。」
「ほら、せいざんの…門田夏輝さん。」
「…あ~。門田さん。…もんちゃん…。うんうん。」
「この前、初めてもんちゃんと一緒に…。」
「へぇ~、恭子ちゃんと、門田さん…もんちゃんが…。」
「うん。和人さんとアンチーフに、お尻叩かれてねぇ。」
「お尻…???」
「恭子ともんちゃん。お互いに、良い線なのに…、全く平行線、パラレルだから…。もんちゃん…、和人さんから、いい加減にしろ。こっちが敵わんって…。」
「はっ???」
「…で、恭子もアンチーフから…、いつまでもねんねで…、姉貴を怒らせるな。…って…。」
「そんな事…言われたの…???」
「うん。」
「あ…、ははは…。…ふ~ん。そっか~。…でも、青山さんも…安藤さんも…、ふたりに…良くしてくれるよね。」
「うん。もう…私たちのお兄ちゃんとお姉ちゃんになってる。和人さんの事も…和兄ぃ。…って、言ってるくらいだから…。」
「えっ、和兄ぃ…!!!」
「うん。もう完璧に、甘えちゃってる。頼りになるお兄ちゃん。」
「へぇ~~。」




