恭子と玲子 vol.081 「いい加減にしろ。こっちが敵わん。」
和人も、その呼び方に、にっこりとして…、それがそのまま玲子にも…。
それが影響したのかは分からないが…、こちらも遂に、
「私は…、これ。コウちゃん、何にする…???」
玲子。
「…んじゃあ…、俺はこれ。」
浩二。
「へっ…???へぇ~~ふ~ん。」
「なんだよ、いいだろ。ん~~ふふ…。」
そして…ようやくも…、
「はい。じぁあ…明日…楽しみにしています。送信。」
恭子。
「えええ…、遂に…恭子~~もんちゃんと~~ひゅ~~。」
玲子。
「うん。いっつも…メールばっかだったから…。ようやくだわ。」
この2ヶ月ほど、店で何度も夏輝と目を合わせていた恭子ではあったが、
お互いにお店以外で逢う事が、どうにもふっ切れずにいた。
そんな中で背中を押したのが和人と智香子。
「お前等…、いい加減にしろ。こっちが敵わん。」
「そうだよ、恭子。とっくに気付いてんのに、あんたら…、もう…。姉貴を…怒らせないでくれるかな。」
「和兄ぃ…、アンチーフ。…良いの…???」
恭子。
「…ったく…、あんたは…もう…、ねんねなんだから…。もんちゃんも、もんちゃん。ちゃんと恭子、引っ張んなさい。」
「えっ…、あっ…、はい。」
夏輝。
「玲子の方が…その辺は…、しっかりしてるよ。恭子~。」
「あっ…、はははは…。」
そして…、
「遂に…、ふたりっきり…だね。」
公園で待ち合わせをした恭子と夏輝。
「なんだか…、照れ臭い…。」
「うん。いっつも…お店でしか…会ってなかったから…。もんちゃんと…。」
「恭子ちゃん、…キリン…好きなんだ。」
「うん。小っちゃい頃から、好きになっちゃって…。あっ、恭子だけでいいよ。私も…もんちゃんって…、ニックネイムで呼んでるし…。」
「はは…、ん…、うん。…あっ、でも…、何でキリン…???」
「ん~???…実はね……。」
「そっか~、そういう事…あったんだ。」
「うん…。だから…ず~っと、忘れられなくって…。今でも…大事にしてる。…あっ、あれ…、かっわいい~。」
「…ん…あ~。」




