恭子と玲子 vol.076 「気に入られたみたいね~ようやく…。」
「ん…、和…、どしたの…???もんちゃんも…???」
首を傾げる智香子。
「あの…、もしもし…、後で…電話…掛け直します。…はい。それじゃ…。」
電話を切る夏輝。
「もしかして…、恭子ちゃん…???」
夏輝に首だけ振り向きながら、和人。
「いや…、まぁ…、えぇ…、そうですね、恭子ちゃんかと…。」
夏輝。
「…かと…って…???」
「何だか…変なんですけど…、電話の向こうで、彼女たち…電話を取り合っているようで…。くく…。」
その夏輝の声を聞いた瞬間、智香子も和人も…、
「はぁ~???」
そして智香子。
「くっ…。恭子ったら…、ははは…。」
そして和人、
「ぷっ、そっか…、な~るほどね~。ほい、智香、一杯行くか???」
「おっ、サ~ンキュ。…って~事は…、ふたりに…連絡先…教えた…と…。」
「ふん、恭子ちゃんからのリクエストでな。」
「ふふ…、何とか…私たちも…ふたりに…気に入られたみたいね~ようやく…。しかも…、もんちゃんの場合は…特に…。」
「えっ…、いや…、そんな…。勘弁して下さいよ、智香さん。」
「ちゃ~んと、後で恭子に…電話してよね…。」
「いや…、参ったな~。いやいや…。」
頭の後ろを掻きながら夏輝。
「もう~玲子。」
「かかか…、これで第一段階突破~~。恭子の電話番号も、もんちゃんに…、ってね~。」
「あ~ん…、もう…。どうすんのよ~。」
「…あっ…、恭…子ちゃん…???」
「あっ…、はい…、もしも…し…。恭…子…です。も…ん…ちゃん???」
「はい、夏輝です。…さっきは…。」
「……ご…めんなさい。いきなり…電話しちゃって…。」
「…いえいえ…、ありがとう…ございました。ちょっと…びっくり…したけど…。あの…もう…寝ちゃい…。」
「あ…、いえ…、玲子は…もう…寝ちゃってますから…。」
「今日は…、ありがとう…ございました。」
「いえいえ…、こっちこそ…、あんなにご馳走になって…。」
「あの…、また…、来てくれ…。」
「…あ…、あっ…、はい…。あの…。」
「…ん…???」




