恭子と玲子 vol.075 「わわわわわ、ちょ…ちょっと~玲…。」
「…んじゃ…、私が…。」
夏輝の名刺を見て電話番号を押し始める玲子。
「わわわわわ、ちょ…ちょっと~玲…。」
慌てて玲子の手からスマホを取り上げる恭子。
「んもう~~。」
「シシシ…。んじゃ…はい。」
と、テーブルの上の恭子のスマホを手に取り恭子に…。
「あ~ん…、もう…。」
「ほらほら、サッサと…。」
「……ん…もう~、…しなきゃ…ダメ~???」
「だって~~、私の時なんて恭子、凄かったじゃん、完璧に…ダイレクト。」
「あの…ときは…、まぁ…なんていうか…。私も…。いや…、でもさ…。あれは…あれ…。」
そんな恭子の声も…。
「え―――――っ!!!玲子―――――っ!!!」
「もしもし、玲子です~。夏輝…さん…???もん…ちゃん…???」
「はい、えっ。玲子さん…???」
「あっ、ごめんなさい。もんちゃん。これ…、実は…恭子のスマホから…。」
「ちょっ…、ちょっと~玲子~~。」
電話の向こうから恭子の声が聞こえる。
「あっ、あの…、もしもし…、ちょっと…玲子…さ…、あの…恭子…。…って…、あれ…???」
「あ…、あの…、もしも…。はい。…あっ…。」
「ほれ、しっかり…恭子。」
「もしも…し…、何が…どうし…???」
電話の向こうで夏輝。
「あっ、はい。あの…。ごめんなさい、いきなり…。恭子です。」
「…えっ…、はい…。あの…。どっち…???…玲子ちゃん…???恭子ちゃん…???」
スマホを左の耳に恭子。
「あっ、すみません、突然の電話で…、ごめんなさい。恭子です。」
「…ははは…、そっか…、恭子ちゃんか…。うん…、どうしたの…???」
「もんちゃん…、どしたの…珍しく仕事中に電話なんて…???」
カウンターで和人の料理を食べている智香子。
「あっ…、はい…。すいません…。実は…。」
電話の向こうで恭子。
「あっ…、すみません、まだ仕事中…、この時間…。」
「えぇ…、まだ…仕事…。」
夏輝。
「ん~???」
和人。
智香子、
「あ…、もしかして…。はは…。」




