恭子と玲子 vol.066 女性のアクセサリーのような物…。
「さっきはありがと…。びっくりしたけど…。嬉しかった。」
玲子からのメールを見ながらビールを喉に…浩二。
「いやはや…、こっちが…びっくりだよ。まさかねぇ~。…でも…、何が…どういう関係…???板さんと隼人さん。それに…里奈さんと…、安藤さん…???…で…、もんちゃん…???」
「ごちそうさん、もんちゃん。んじゃ、また…。」
「ありがとうございます。またどうぞ~。」
最後の中堅のカップルを見送った後、各個室を丹念に整理する夏輝。
そして、カウンター前の椅子を丁寧に揃えながら…。
「あれ…???」
「…ん…???どした~もん…???」
和人。
「…これ…って~…何…???」
「…ん…???」
椅子の中から見つけた、女性のアクセサリーのような物…。
「椅子の奥に挟まるようにあったから…全然気付かなかった。」
「誰だっけ…、そこ…座ったの…???」
和人。
「だ…れ…、あっ!!!」
夏輝。
そして和人も一緒に、
「恭子…ちゃん。」
「はは…、恭子ちゃん、可愛いの…、持ってんですね。」
右手親指と人差し指で、キリンのキーホルダーを持って夏輝。
「はは…、そうだな。後で智香に電話しとこう。」
「はい、お願いします。」
そして…、
「そろそろ…上がろうや。」
「はい。じゃ、先…、戻ってます。」
「おぅ。後で、一杯な。」
「はい。」
神楽坂にある和風割烹「せいざん」
実は、店舗の裏には中庭の傍を通るように棟続きになっている。
そしてその一軒家が実は青山和人の持家と言う事になっている。
そして、その家に、間借りしているような形で門田夏輝も居候していると言う事なのである。
2階建ての和人の住まい。1階は和人、
そして2階は夏輝の部屋と言う風に使っている。
2階の夏輝の部屋に和人、
「ほい、お疲れさん。」
「よっし、戴きます。」
プルタブを引き、喉に、
「ん~~効く~~!!!いいっすね~。」
その声に和人も…、
「ふ~~、生き返るね、こりゃ。はは…。」
「ええ…。」
「…しっかし…今夜は…なんなんだ、ありゃ。はは…。」
「ぷっ!!!」




