恭子と玲子 vol.065 「私は絶対に、彼女…いない派。」
「じゃ…、玲子の事…、嫌いでもないって…こと…???」
スマホを耳に明彦。
「当然、嫌いなわけないじゃん。…ただ、大事な…友達だと思ってる。」
「……。」
「田端のお蔭かな、可愛い友達、紹介してくれて…、ありがとな。」
「ば~か。頼むぜ、あいつ…、泣かせんなよ。」
「はは…、だ~いじょうぶ、大事な友達…、泣かせる訳…ねぇだろ。うんうん、うん。じゃ…、うん。じゃ、明日。」
そして明彦との電話が終わった途端に、今度はメールを受信。
「ふふ…、噂をすれば…、…ってか~~はいはい。」
「ひゃ~~さっぱり…。…ん…???早瀬さんに…メール…送ってたと…。」
恭子。
「…う~ん。あっ…、そうだ、そうだ…。恭子、恭子。」
「うん…???」
「ねね、もんさん…どうよ、もんさん…???」
「ええ…、何…、どうよ、どうよって…???」
「彼女…いるっぽい…???」
「はい…???」
「ばか、私とあんたの仲で何言ってんのよ…。」
「何…言ってんのよって…???」
「私は絶対に、彼女…いない派。」
「いない派って…。」
「バカ、カッコいいじゃんよ、もんさん。あれで…料理までスゴ腕じゃん。」
「うん、凄い、バカ美味。」
「だから、だから、ねぇ~恭子~。もんさ~ん、ゲット~~。」
「ゲット~~って…、へっ…私…???」
目をまん丸くして恭子。
そんな恭子のオデコを人差し指で突いて、
「こんの~、他に誰いるか~???」
変顔して恭子。
「無理無理無理無理。無理だよ~~~。私なんて…、絶対無理!!!」
「おい!!!」
「何よ!!!」
「やってみなきゃ…、わっかんないでしょ。」
「やってみる前から…、わっかんでしょ、おかちめんことカッコマン。」
「はっ…???ぷっ!!!…なにそれ~~!!!」
「この顔でよ、なんであんなカッコマン。釣り合い取れる訳ないじゃん。」
その恭子の声で…、腕を組む玲子。
「…ん…???…玲子…???」
そしていきなり恭子の腕を取って…。
「ちょっ…ちょっと…何…???」
自分の顔に恭子の顔を近づけて…そのままスタンドミラーに…、
「かっわいい~!!!」
「れ…い…こ…。」




