恭子と玲子 vol.057 「今日は素敵な日だ。」
「今日は素敵な日だ。偶然にも…素敵な日だ。」
隼人。
「はっ???」
智香子。
「…ん…???」
和人。
「……。」
夏輝。
恭子と玲子もそんな男性を見ながら…、
「……。」
「まさか…偶然がここまで続くとは…。うん。実に愉快だ。」
隼人。
「どしたの…隼人…???」
「ん…!!!へへへ…、実は…。ん~~。」
と、言いながら智香子に向かって胸を落とし、右手人差し指を立てて。
また胸を戻して今度は恭子と玲子の方に両手を広げて…。
恭子と玲子は…口を開けたまま…。
カウンターの中で和人は真一文字に閉じた口に左人差し指を当てて…。
夏輝は、
「……。」
「智香子さんに、そして、和さん、もんちゃんに…、俺たちの弟たちを紹介しよう。」
「はい…???…弟…たち…???…いたっけ…???」
智香子。
「お~い、明彦~浩二~。」
そういう隼人の言葉に、今度は恭子と玲子が、
「ドキン!!!」
すぐさま恭子が、口に手を当て、
「うっ!!!…そ…。」
玲子…、
「えっ!!!」
ゆっくりと個室から出てくる明彦と浩二。
「やだ!!!ばたや~ん。早瀬さん…。なんで…ここに…???」
恭子。
「え―――――っうっそ―――――っ!!!!」
玲子。
「確かに…彼女たち…、驚くよな~~。俺たちも…驚いた。もちろん、このふたりも…。いや…、このふたりが最初に驚いてた。」
隼人。
「えっ、えっ、…って…。…どういう事…隼人。それに…、恭子に、玲子…???…はっ…???」
智香子。
「実は、そちらの彼女たち…、明彦の幼馴染なんだって…。」
明彦の肩を叩いて説明する里奈。
「多分、俺が智香子さんの声を聞いて気付いたように、彼女たちの声に、ふたりが気付いたと…。まぁ…そう言う訳だ。」
隼人。
「あっ…、あっ…。あ~~。……、そっか…、確かに…私の声…おっきかったか…。はは…。」
智香子。
「へぇ~~そうか…。恭子ちゃんと玲子ちゃんの幼馴染が…彼…なんだ。そっか、そっか…。」
和人。
「あの…、アンチーフ…。」
恭子。




