恭子と玲子 vol.056 「お姉さんに言ってみなさい。」
「まさか…。」
すぐに浩二の顔を見て明彦。
「…って…、やっぱり…!!!」
浩二。
「あいつらの声、俺が聞き間違う訳ねぇじゃん。」
「…じゃ…。」
「うん、恭子と玲子。」
そこへ隼人と里奈。
「まさかね~、ここで智香子さんと会えるとは…。」
「うん。私もびっくりだよ。全くの偶然。でも…、誰なんだろ、あの…妹たちって…???凄い可愛いよね。」
「…ん…、ああ…。ははは…。…あぁ~ごめん、ごめん。偶然、知り合いに会っちゃって…。」
浩二と明彦を見ながら隼人。
「いえいえ…。」
両手をひらひらとさせる明彦。
「とんでもないです、うん。」
浩二。
「…ん…???どしたの…ふたりとも…、今までとちょっと…テンション違う…???」
いきなり里奈。
「あっ…、はぁ…いや…。」
しどろもどろの明彦。
「どうしたの~明彦~。お姉さんに言ってみなさい。」
「ぷっ。」
と、隼人。
「やだ、隼人~~。」
「…って…、笑わせるなよ里奈、おま…。」
「実は…。」
明彦。
「何…うん…???」
身を乗り出す里奈。里奈の顔に向けて右手で壁を作りながら明彦、
「………。」
「え―――――っ、あの女の子たちが…!!!」
その里奈の声に、明彦も浩二も口元に人差し指を立てて…。
「あっ、あっ、あ…。」
「何、何々、何々…???」
隼人。
里奈、
「あのね、隼人…。」
こちらも隼人の右耳に右手を壁にして…、
「………。」
「えっ、そうなの…!!!」
明彦と浩二の顔を左右に見ながら…。
そしていきなり、
「ぷふ~~~。そうか、そうか。こりゃこりゃ。いいねぇ~今日は~ん~~。良し。ならば、こうだ。」
いきなり隼人。席を立ちあがり、
「ちょっとちょっと、隼人~???」
何がどう…???と言う顔をして…里奈。
「こういう時は、こうするのが一番。」
そう言いながら、個室を出て再び智香子の隣に…。
「…ん…???…どしたの隼人…???」
料理を食べながらの智香子。カウンターの中の和人も…、
「……。」
「智香子さん、和さん。そしてもんちゃんも…。」
隼人。




