表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恭子と玲子  作者: THMISmama
PR
53/211

恭子と玲子  vol.052  「頭…なでなで」

「なんかね、明彦みたいな顔見ていると、どうしても、頭…なでなでしたくなっちゃうのよ…。」

笑いながら、涙まで流して言う里奈。


「おい、里奈…、お前…泣いてんのか…???」

隼人。


里奈の前で、完璧に真赤になって、更に畏まる明彦。

その傍で可笑しくって堪らない浩二。それにもらい笑いする隼人。

それに釣られてテーブルの上に右手をかざして、

明彦の頭をなでなでするようなゼスチャーをする里奈。

その途端、いきなりその個室だけが爆笑。


和人、夏輝…、

「…ん…???」


個室から顔だけ出して隼人。

カウンターの奥の和人に、泣き笑いのように…左手をひらひらさせて、

「だいじょうぶ。」との合図。


里奈は相変わらず目をハンカチで押さえて…、

「でも…、明彦って、あの人に似てるよね…。」


「えっ…、だれだれ…???」

いきなり目を丸くする浩二。


「ほら…、結構まん丸い顔したあの人…、何てったっけ…、森…永…???」

「あ~あ~、知ってる、知ってる、うんうん。そうそう…、そう言えば…似てる、似てる。」

と、浩二。


「ひょっとして…、それって…、森永悠希…???…俺が…???」

明彦。


「えっ…、どんな人…???」

隼人。


「やっだ~~知らないんだ、隼人~~。」


「俺…、似てるかな…???」

明彦。


「うんうん。似てる、似てる。」





「来た、来た、来たよぉ~青山さ~ん。先日はご馳走様でした。」

店のドアの前で、胸の前で両手を合わせて恭子。


そんな恭子を見て玲子。

「うん、そうだね。感謝しなきゃ。」

と、こちらも同じように、胸の前で両手を合わせて…。


「ちょっと、ちょっと~。お葬式に来てるんじゃないからね~。」

クスクスと笑いながらの智香子。


ベロリと舌を出す恭子。

照れながら、恭子の右肘を小突く玲子。


そして、ドアを開けて、

「ただいま~。」

と、いつも通り店の中に入って行く智香子。


その後に、

「今晩は~、先日は、ご馳走様でした~。」

恭子と玲子。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ