恭子と玲子 vol.037 「どうしちゃったのっかな~おふたりさん。」
「いや…、あの…、まぁ…、へへ…。すみません。」
恭子。
「ごめん…なさい。」
玲子。
「…で、どうしちゃったのっかな~おふたりさん。ん~~???」
智香子。
「いえ…、はは…、あの…、なんでも…。」
両手を前に、ひらひらさせながら…恭子。
そこに今度は腕組みをして、恭子を睨み付けるように、
そして直ぐ様にっこりと笑顔で恭子の顔に近づく。
恭子…、
「あ…はははは…。」
「一応…これでも、あなたたちのお姉さん代わりの…つもり…なんだ…けどなぁ~。」
「ア…アンチーフ…。」
智香子の顔を見て、恭子と顔を見合せる玲子。
玲子の口から…、
「実は……。」
「あっ、私が言うよ、玲子…。私のせいで…。ごめんなさい、アンチーフ。」
「へ~~、凄いねこりゃ。全く行った事のない店ばっか。洋風ばかりと思いきや、和風まで…。」
テレビを見ながら、缶ビールを飲みながら、
サークルから配られた資料を見ている浩二。
「洋風が…、あっ、これって…ランキングじゃないんだ。単に一覧かぁ…。」
そして、こちらはベッドに寝転びながらの明彦。
「ふ~ん、レストランだけじゃなくって、和風の割烹料理まで…、や~るね~。」
そして、また浩二。
「和風割烹…。まっ…、居酒屋が多いから、ここなんか…。権兵衛、和風処”純“、山水亭、堺の商人。…ん…???東京で、なんで…堺なんだ…???」
口を尖らせて智香子。
「ほっほう~~、そういう事か…。」
恭子も玲子も智香子の様子を窺いながら…。
智香子、
「まっ、ふたり共…、まだ年齢自体…、若いからね~~。特に…美味しいものって…。…まっ、そんなに機会がある訳じゃ…ないか…。」
「ごめんなさい、アンチーフ。」
恭子。
「しっかし…、凄いんだね、今の大学のサークルって…。そういうのも…あるんだ~~。」
「そうなんです。…だから…、私も恭子もびっくりして…。」
玲子。
「ふっふ~ん。」
智香子。




