恭子と玲子 vol.035 「じゃあ……、誰…???」
そんな里奈の声からわずか数秒後に後ろのドアが開き、
「よっ、待たせた。」
「あはっ、丁度…。ナイスタイミングだよ、隼人~。」
後ろを振り向き里奈。
「新人さん、来たばっかりだから…、紹介してた。」
「あ~~そっか、そっか。…たしか…、田端君と、早瀬君…だっけ…???初めまして、伊勢原…、僕の名前、伊勢原隼人。まっ…、ここの…何だ…。」
「部長的、存在。」
と、里奈。
「しかも…、スポンサーでも…あるけどね…。」
にこにこ顔の片桐芽衣。
「そして…、ニシ…。」
と、笑い、麹川絵里。
「こ~ら、絵里~~余計な事は…言わない。」
里奈。
「はぁ……。???」
明彦と浩二。
「まま…、座って、座って。」
ふたりに椅子に座ることを進める隼人。
「このサークルって、つまりは……。」
つまりは…、簡単に言えば、都内の食を味わうと言うサークルである。
が…、それだけではない、食を堪能しながらも、その場所と、お店の雰囲気と、
また客層と、集客率までも研究しているサークルでもある。
確かに、費用は掛かるであろうサークルでもあるが、
何故かここのサークルの部長的存在の伊勢原隼人。
リーダー格でもあるのだが、若くして都内の飲食関係にはかなりの人脈がある。
しかも、客が伊勢原と言う名前だけで、
通常ならば有り得ない料金でメニューを堪能できると言うのがある。
「やっぱ…、すげぇ~な、ここって…。」
明彦。
「気に入って…くれたっかな~ふたりとも~。」
にこにこしながら里奈。
「え~え~、うんうん。…やっぱ…恭子たちには…嬉しいぜこれ…、なぁ~浩二。」
小さな声で…。
「あ~、こいつは行ける。」
浩二も…。
「クシュン。ク…、クッシュン。はい…???私まで…、クシャミ…???うそ…。」
スタッフルームでユニホームに着替えながらの恭子。
「あ~、ないよ、ないよ、私は移してないからね~風邪。土台…引いてないから…。」
と、玲子。
「じゃあ……、誰…???」




