恭子と玲子 vol.034 サークル名、ローマ字で…。
「あっ、ここだ、ここだ、浩二、ここ。」
明彦。
「…ん…、あ、あ~、ここか…。うん。」
直前、メールを受信して、スマホを見て、そのままポケットに入れる浩二。
大学の一室。
ドアにはサークル名、ローマ字で…、「GURUME de meguru」
「しかし…、誰だろうね…、こういうネーミング考えたの…???」
浩二。
「ん~~、いいんじゃないのぉ~、ユニークで…。グルメでめぐる…なんて…。」
明彦。
「正に…アナグラムって…奴だね。いやはや…。」
そしてドアを開けて明彦、
「すみませ~ん。」
「あ~~、来た来た来た~!!!待ってたよ~君たち~~!!!」
10人ちょっとの人数の中から、
ドアを開けて部屋の中に入って来た明彦と浩二を見て、
手を振って招き入れるひとりの女性、
亜麻美里奈。
「いらっしゃ~い、ようこそ~。」
里奈と一緒に、明彦と浩二の座る椅子を進める片桐芽衣。
「おやおや…、新入生のお出ましだね~。」
と、その他の席の面々も、笑顔でふたりを迎え入れる。
女性の中に男性が数名混じっているサークル。
「まだ…隼人…、来てないけど…、いいね。みんなに紹介しちゃう。」
メンバーの先頭に立って話す里奈。
「今年もこのサークルに新人誕生と言う事で、こちらが、田端明彦君。そして隣が早瀬浩二君。です。はい。2人とも、よろしく。私は、このサークルの…まぁ…副部長的な…存在なのかな…。亜麻美里奈です。」
「こんにちは、片桐芽衣です。よろしく。」
そして、その隣から順々に、
「麹川絵里で~す。」
「僕は…黒川一機。かずきだけど…いっきって、言われてる。」
「そして私が笹峰エリカ。…で、隣が小久保景子。」
お辞儀をしただけで…。
「そして僕が後藤嘉一。かいちで~す。…で、僕の後ろが安永稚子。」
雑誌を見ながら…、
「あっ…、ども…。」
「んじゃ…私が女性のラスト、森口静音ちゃんです。てへ…。」
「…って~ことは、俺が最後か…。吉岡隆太、よし、食うぞ~!!!」
里奈、
「が…、メンバーよ。そして…。」




