恭子と玲子 vol.033 「尚更…可愛がってやんねぇと…。」
「さっすがは、和君。いつもながら…美味じゃのう~。」
智香子。
「それは、それは、お客様のお口に合ったようで…。何より。…ん???なんだよ、いつもと違って、かなり嬉しそうな顔振りだね~智香~。」
和人。
「…ん……。ふふ…、さすが…、分かる…???」
「まぁね~。自分のカミさんになる人の顔色…、分かんなくってどうすんだよ。」
「へっへ~。…実はね、可愛い事に、出くわしちゃってね~。」
「おやおや、実に耳に嬉しいですなぁ~。」
「ん。実は…、バイトの子に…彼氏が出来たみたいなの。」
と、小さな声で…。
「ん~~ほっほっほ~。」
「くしゅん。あ~~っくしゅん。」
「どしたの、玲子~~???まさか…風邪…???」
食事の洗いものをしながら、
「あ~~。」
と、玲子。
「いきなり、くしゅん…なんて…。」
テーブルを布巾で拭きながら、笑いながらの恭子。
「もしかして…、誰か…、私の…噂…してる…???おっかしいなぁ…。よし、出~来たっと~~。」
「誰かが玲子の噂~~???誰よ、その誰かって~~???」
「それが分かれば…、苦労は…しな…、えっ…、あっ…。」
…と、恭子の顔を見て玲子…。
「はい…???玲子…???……、えっ…、あっ。そう…言え…ば…。」
ふたりとも…、顔を見合わせて…、
「いた…。…はははは…。」
と、お互いに…変顔…。
恭子、
「…でも…。」
玲子、
「まさか…。」
そしてお互いに…、
「嘘でしょ!!!!」
と、お互いに、何故か同時に壁を見て、
「有り得ない!!!」
「いやいや、恭子…、これドッキリじゃないから、カメラない。それに…私たち…芸能人じゃないから…。」
「あっ…、そか…。…って…、玲子、あんたも…。」
「あら…やだ~…。」
と、科を作って…。
「うわっ、きもっ!!!」




