恭子と玲子 vol.029 恭子。「いいかも…。」
「…だか~ら~、お前等も…誘ったって…訳!!!」
明彦。
「どれどれ…俺も一枚。」
そう言って、自分もチラシを見る浩二。
「ん~。…確かに…。…だよな~。」
と、チラシに見入っている玲子と恭子を見ながら…浩二。
「玲子ちゃん…???」
その浩二の言葉に、玲子。
「…ん…、えっえっ…えっ…???」
慌てて浩二と恭子を互いに見ながら…。
「あ…あ…、あ…私…???」
浩二、
「……。」
恭子、
「……。」
「ん~~。俺は…まぁ…入っても…良いけど…、田端が入るって、決めてっから…。…あとは…。」
腕組みしながらの浩二。
「えっえっ…。早…瀬さん…。」
玲子。
「ふ~~ん。」
そんな中で恭子。
「いいかも…。」
その恭子の一言に、明彦、玲子、そして浩二、
「えっ!!!」
「えっ、マジで…良いの…、恭子…???」
目を真ん丸くして明彦。
「だって、こんなにいろんな飲食店回れるなんて…普通ないよ。」
主張する恭子。
「確かに、滅多にないよね~、こ~んな美味しい話。でもさ恭子…、私ら…バイトあるって~事……、もしかして…忘れてないよね???」
チラシを見ながら玲子。
「あっ…。」
思い切り空を見上げて恭子。
「おい、頼む~~~。」
いきなり項垂れる玲子。
明彦と浩二は、ポカーンと口を開けたまま。
「ん~~、だよね~~私達…バイト、あるんだわ。ダメじゃん。」
と、あっさり恭子。
「…って、おい…、今度は実にあっさりと…。」
頬杖を付いていた左手をガクッと外して明彦。
「だって~~、時間取れないも~ん。」
口を尖らせて言う恭子。
「…なんだよね~~。」
と、同調する玲子。
「参加したいっちゃ~したい。…けど…、バイトあるから…ばたやん…。」
両手を胸の前で合わせて、舌を出して恭子。
「そういう事でアッキー、早瀬さん…、ごめんね。」
こちらも自分の顔の前で両手を合わせて玲子。




