恭子と玲子 vol.018 「連絡先…お願い…できますか…。」
その恭子の声に浩二、振り向きながら…、
「えっ…???」
自分でもどうして…声を掛けたのか分からずに、
浩二と玲子の顔を見ながらの恭子。
でもすぐに、玲子の顔を見つめて、唇を小さく動かして…。
けれども逆に、玲子の方が…、何をどうすれば良いのか…、
ほんのりと顔を赤くして…、浩二に向いたり、恭子に向いたり…。
そして…、
「あの…、その…。」
と…、玲子。
「ふ~~。」
一息吐いて恭子。
「早瀬さん。すみません。」
玲子の顔を見ながら、
「…あの…、早瀬…さんの…連絡先…お願い…できますか…。」
「恭子、あんた凄い。」とでも言うように顔を真っ赤にして玲子。
一方の…、背筋に、ス~~っと、冷や汗を伝わせながらの恭子…。
内心…、
「言っちゃった~~。」
と、思いながら…。
「えっ…、あぁ…、良いよ。」
すぐさまズボンのポケットからスマホを取り出し、ふたりのテーブルに戻る浩二。
恭子の唇が…、「玲子、玲子、ほら、ほら。」と、言いながら…。
礼子も…、「うんうん、ちょっと待って…。」唇を動かしながら…。
浩二、
「これ…が、俺の電話番号…。…ふたりに…、…教えちゃうよ。」
「あっ…、あっ…、ありがと…。じゃ…。」
玲子と一緒に、浩二の言葉通りに…。
「***の…、****で…、****と…。うん。」
玲子。
「うん。分かった。」
恭子。
「…で…、こっちが…アドレス…。」
「うんうん、****で…、**…えっ…、どういう…???キャハ…。」
いきなり笑い出す玲子。
「えっ…、何か…変…???」
浩二。
「いや…、別に…。」
そう言いながら、口に手を当てて、クスクスと笑いだす玲子。
それに便乗するかのように、
「ぷっ、くくくく…。」
と、笑いだす恭子。
「えっ…、何…どう…したの…???」
浩二。
口に手を当てたまま…笑いが止まらない玲子。
「ごめん、ごめん。ごめんなさい。キャハハ…。」




