恭子と玲子 vol.142 「玲子に…頼みがある。」
「玲子~上がるよ~~。」
智香子。
「は~い。」
玲子。
「よっ、お疲れ様、大塚君。」
店長の屋鋪。
「お疲れ様でした~。上がりま~す。」
「おぅ、気を付けてな。」
「はい、ありがとうございます。」
ロッカーで智香子、
「さ~てと、帰ってまた一踏ん張り~っと。」
玲子、
「うん。頑張んなきゃ。」
「かかか…、その通り、若いんだから…頼むよ~~。…それはそうと…、浩二から…連絡は…???」
「…へっ…???あぁ…、うん。あるよ、大丈夫。」
「ふん。…うん、それならいいんだけど…。」
正直な話…、浩二が大阪に行って以来、今まで頻繁にメールしていたのが、
その数も…極端に減っていたのだった。
「コウ…ちゃん…。」
「よっ、お帰り。」
和人。
「お帰りなさい。」
夏輝。
そして玲子が着替えて厨房に入る。すると和人、
「あ~~玲子、今日はお前…、早めに休め。」
「えっ…???」
智香子も…、
「…ん…???」
夏輝、
「うん。お願い、早めに休んで、玲子ちゃん。」
「はっ…???ええええ…???」
玲子。
和人、
「玲子に…頼みがある。」
「何々…、何々…和兄ぃ…???」
「実は…明日…お前…、明日の朝、仕入れに行って来てくれないか、もんと一緒に。」
「えっ!!!私が!!!仕入れ――っ!!!」
「はっは~ん…。なるほど。」
小さく智香子。
「明日は祭日だし大学も休みだろ。朝からみっちり、もんのそばで勉強するのも良い経験。…と、俺は…、思ったりする訳だ。」
腕組しながら和人。
「まっ、恭子も朝からみっちりお店の勉強…している事だし…。ここはひとつ、どうかね玲子君。ニッ、まのえりちゃ~ん。」
こちらも腕組した左肘で玲子の右二の腕を突っつきながら智香子。
玲子、
「う…うん…。私は…いいけど…、もん…ちゃん…、迷…惑…じゃ…ないの…???」
「はっ???何で…もんが…迷惑…???逆、逆。仕入れの話し、もんが玲子を連れて行きたいって…、言い出したんだよ。」
「へっ!!!もんちゃんが…???…うそ…。」




