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恭子と玲子  作者: THMISmama
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142/211

恭子と玲子  vol.140  この…タイミング…で…。」

サークルのドアを開いて、

「ども~浩二で~す。」

「明彦で~す。」


浩二、

「あれ…、俺たち…早かった…の…???」


「んん~ん。他の人たちには、ちょっと、別件で、もう出掛けてる。」

里奈。


「ふ~ん…???…ん…???あ…の…、芽…衣さん…、どしたの…???」

「ん~ん…、ふふふ…。ちょっとね~。…芽衣、仕方ないよ、もう…忘れなさい。」


「はっ…???」

何の事かさっぱり分からない浩二。

その隣で明彦、

「……。」


「彼から…さよなら、されたんだって。」


浩二、

「う~っわ。」


「仕方ないよ、二股掛けられてたんだから…。」

里奈。


「はい…???」


黙ってハンカチを目に、下を向いている芽衣。小さな声で、

「…里奈…。」


「あのぅ……。」

浩二。


「…ん…???どしたの…浩二…???」

里奈。


「この…タイミング…で、こんな事…。」

その途端、明彦…、

「えっ…、おいおい…浩二!!!」


「…ん…???どしたの…ふたりして…???」


浩二の頭を殴るような素振りをしながらも…、どうしようもなく…明彦。

そして浩二、

「実は~。」


「うん…何…???」

里奈。


「た…ば…た…が…。」

「明彦が…どしたの…???」


真赤になる明彦。


「た…ばたが…、里奈さんの事…。」

「はっ…、私の事…???どしたの…明彦…???」


「はい。では…、申し上げます。はい。田端…、里奈さんの事、好きなんです。」


その浩二の声を聞いた瞬間、里奈も芽衣も、

「はいっ???」


一瞬、沈黙の後…、里奈も芽衣も…、思わず、

「ぷっ!!!」


そして、今まで泣いていた芽衣が、

「あ…、あの…???明彦…???あんた…、まさか…???」


慌てて浩二、

「あぁ~、はいはい、はいはい。それは…もう…当然、はいはい。」

「何よ、どしたのよ浩二~???」

いきなり浩二に詰め寄る芽衣。


「はいはい、それは十分承知で…。」

「…で…???浩二…???」

里奈。


「芽衣さん。」

いきなり浩二。

「田端…の…彼女になって…。戴け…。ま…せん…か???」




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