恭子と玲子 vol.014 「また出たか…、恭子の関西弁。」
「また出たか…、恭子の関西弁。」
玲子。
「ん~~んもう~、構わんとき。…てへへへ。良かった~~。そう言えば、ここに入れて置いたんだった。ジッパーして…。完璧に…忘れてたわ。」
「ま~ったく~、あんたって人は…。」
「もう~、慌てた、慌てた。行こ。」
電車ではわずかに15分。そして、駅から徒歩では10分の位置に、
玲子と恭子の住んでいるアパートがある。
アパートの3階。一番奥の部屋が2人の部屋となっている。
つまりは玲子と恭子は、お互いがルームメイトである。
もう少し詳しく言えば、大塚玲子、そして倉科恭子は、お互いが一人っ子。
しかも、ふたりの実家は、目と鼻の先の御向かいさんとなっている。
そのために、倉科家がその家に引越してきた時からもう玲子は、
恭子が良き遊び相手になっていた。
同じ学年で、素直な性格の恭子に玲子は少々洒落感のある自分にとっても、
いつも、玲子と一緒にいる子供だったのである。
「やっと…冷蔵庫の中、埋まったわ。良し…。」
玲子。
「玲子~こま切れ取って…。」
「あいよ。」
そんな玲子と恭子が、小学、そして中学と高校を経て、
ふたりが夢見たのが自分たちでお店を出す事。
つまりはレストラン共同経営である。
そのために、大学でも経済学部を専攻。
そして、何よりも経験と言う事で、在籍中に専門経験をと言う事で、
ファミレスのバイトを始めたのである。
「おぅおぅ、旨いわ、こりゃ。うん。さすがは恭子。」
「…ん…???ほんと…???良し。ありがと。でも、簡単だからね、これ…。ははは。」
そんな玲子と恭子に男子としては、実際に家も本当に近くに明彦の家がある。
その他の子供たちの家とは、結構離れており、そのために、
いつも遊び相手は玲子と恭子、そして明彦と一緒だったのである。
「恭子~先にお風呂、入っちゃうよ~。」
「O~K~。」




