恭子と玲子 vol.135 「楽しみ…増えたよね…、智香さん。」
「いやいや…、これは、これは…おめでとさん。和さんに智香さん。…って~事は、結婚前には…既に…。」
隼人。
すかさず里奈、
「こら~~、隼人~。」
「いやいや…これは…また…、失敬。」
「いや…、俺だって、全く気付かなかったから…。」
と、和人。
「おやおや、旦那様まで…。もう~。…ねぇ~智香さん。」
里奈。
「かかか…、そう言わない、言わない、里奈~。私だって、気付いたの…、先週よ~。な~んか…、遅いなぁ~って…感じてて…。ちょっと…診てもらおうっかな~と、思った矢先に、いきなり…。」
智香子。
「…で、これ…???」
口元を尖らせて…。
「ふん。…まっ…、先生の話じゃ、人によって、それぞれですよ~って…、事みたいね~。」
「ふふ…、楽しみ…増えたよね…、智香さん。」
「うん。ありがと。」
グレープフルーツジュースをストローで飲みながら、前のふたりを見つめる恭子。
その隣でビールを飲んでたこ焼きを一個。
「わわわわ、アチアチ。」
浩二。
ピッタリと肩をくっつけあって、次のメニューを探している、
恭子と浩二の対面の絵梨奈と翔。
「あっ、ねね、これこれ、これいいよ~。」
「ん~でもさ、これも…良くない…???んまっそう~。」
しかも、お互いに頭までくっつけあって…。
ストローを口に…、目を前に、そして少し右に…、
そして今度は隣に横目で…。
浩二、
「…ん…???…はは…。」
既に、お手上げ状態。
そんな浩二の顔を見て、自分の皿のコロッケを見ながらも、
浩二の皿のたこ焼きを一個、爪楊枝で…、そのまま口の中に、
「うわっ、お~いしい~。」
「ふふ…、だろ。」
その恭子と浩二の声に、絵梨奈と翔。
「…ん…???」
そしてニッコリとしながら、またメニューに目を…。
そして帰り道。
黙って歩く恭子と浩二。そこに後ろから、
「はい、おふたりさん。」
と、言いながらいきなり浩二と恭子の腕を掴んで絡ませる。
いきなり恭子、
「わっ。」
浩二、
「えっ!!!」




