恭子と玲子 vol.134 里奈、「ちっか…さ~ん。」
「なんで…私…???」
そう言いながら、夏輝の顔を見て…。
夏輝、
「…ん…???」
「で~~、もんちゃんも…。」
「えっ、えええ…???俺も…???」
首を傾げる夏輝。
そんな智香子の声を聞いてにこやかに笑う隼人と里奈。
明彦だけが…両隣の顔を見ながら…、
「…???」
その時、前を見て里奈、
「…!!!ん~~!!!」
「どしたの…里奈…???」
智香子。
「ちっか…さ~ん。」
「…ん…???」
「ま~た。またまた~、と~ぼけちゃって~。」
「…ん…???んんんん…???」
ちらりと隣の和人を見て…、和人…、
「???」
そして和人、ようやく…、
「ぷっ。」
そして智香子の顔を見て、
「おい。」
「さ~てと~。次はこれ~~はい。」
そう言いながら明彦の前に、お皿を…。
「まずはおめでたい明彦ねぇ~。」
「智香さ~ん…???」
里奈。
「はいはい。…で、こちらは…えっと…、かた…ぎり…。」
「芽衣です。片桐芽衣。」
「こちらも…おめでとさ~ん。はい。」
「何…???どしたの…里奈…???」
隼人。
「そろそろ…ねっ、ちっかさ~ん。」
里奈。
「はいはい。では…。さすがは里奈、気付いちゃったか…ふふふ。」
そして隼人に皿を…。そして、里奈に、
「はい、里奈、お見事。」
「やっぱり。うはははは…。」
いきなり両手をパチパチと叩いて…。
明彦が…、
「はぁ~???」
「こら、明彦、智香さん…、おめでたよ。」
その瞬間、他の3人も、いきなり、
「え―――――――っ!!!」
その声の瞬間に、他の個室からも客が顔を出し、
「もしかして…、女将さん…、これ…???」
すかさずお腹を両手で包むように…。
そんな客の顔を見て、智香子。
「はい、ありがとうございます。3ヶ月目に入りました。」
その智香子の声で、周りの客たちも顔を出して、思わず拍手。
「こりゃめでたい。いやいや…女将さん。良かったね~。」
その内に、ぞろぞろと個室から客…。そして、「おめでとう」の連呼。
そして拍手が鳴り渡る。
和人が周りの客に何度もお辞儀をして、智香子も鼻をこすってお辞儀。
そして玲子はと…思わず目を真っ赤にして、ほっぺたに伝う涙を拭う。
そんな玲子の頭を優しく夏輝が撫でる。
玲子、そんな夏輝を見て、
「うん。嬉しい。」
夏輝、
「はは…。あぁ。」




